日本史あまり知らないので、以前にこういうのも読んでみたわけです。
でもイマイチよくわからなかった。
頼朝にクローズアップしてるのはわかるんですけど、記述がやや散漫な気がした。今は処分してしまった本ですけど。
それで代わりに(?)、この前「日本の歴史9 鎌倉幕府」という本が(↓)、中古で500円だったので、買ってきて読んでみたところ、面白い。
京都大の名誉教授が若かりし頃(助教授時代)に執筆した一般向けの本。
1974年の古い本ですが、意外に、文体が奔放で面白いんですよね。退屈しない。
「頼朝の天下草創」は相当程度これを参考にしたんじゃないかと思う。表現が同じじゃないにしても文意が似てるところもあるし。でもこの1974年の本のほうが明らかに文章に何かしらのパワーがある気がしますね。
こういうのが安く手に入る(こともある)のが古書の面白さだと思います。
ブック〇フも馬鹿にしたものではないなと。