みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

鬼滅の刃(3巻~6巻)

全23巻(12月発売予定)で完結ってのは知ってたんですけど、展開が早いのは良いですね。 

6巻はクモ軍団みたいな連中との戦いとその後まで、ですね。

前回は『鋼の錬金術師』『アイアムアヒーロー』の要素があるって言いましたけど、『BLEACH』の要素もあるかもしれないです。ただ、『BLEACH』の死神や破面が、ほぼ生前のエピソードを語らないのに対して、『鬼滅の刃』はほとんどの敵(鬼)に、人間だったころの背景があるのが面白いです。

 

鬼滅の刃 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

鬼滅の刃 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

よくありがちなのが、敵の幹部クラスで四天王とか十傑みたいのがいるときに(この漫画では十二鬼月といって12体います)、弱いほうから順に一人ずつ出てくるというのがありますけど、これやってると前半の弱いほうと闘ってるうちにネタ切れして、後半の戦いのほうがあまり目立たなかったりする。

まあどうしても連載を続けたいという欲があるからそうなりますね。

 

『鬼滅の刃』はそれはやらなくて、出し惜しみをせず、いきなり上のほうが出てきたりして、意外性がある上に展開が早い。

それと、これをやることで、主人公側(味方側)との因縁も作りやすい。

どの漫画ってわけじゃないけど、戦いのステージが上がるほど息切れしてくる漫画をけっこう見た気がするので、作者の力量の高さを感じます。