みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

ハットリス

「テトリス」で一山どころか千山当てた、アレクセイ・パジトノフが、満を持して世に送り出した落ちものパズルゲームの続編「ハットリス」。
1990年、BPSから日本版が発売されました。

結果は…まさに評判倒れ。
当時、宣伝で賑わってたのがあっという間に静かになったのは印象的でした。

でも何となく見た目がおしゃれなゲームなので、やってみたい気持ちはありました。
先日中古ショップで見かけたので170円で購入。

早速遊んでみました。

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ファミコン後期らしい丁寧なグラフィック。
帽子を使ったパズルというコンセプトもおしゃれで良い感じ、と思っていましたが…、いざ遊んでみると、「なるほど」となりました。

落ちものパズルの醍醐味は、なかなか消えずに積み上がってきてしまったときの緊張感と、一気に消したときの爽快感。
しかし、この「ハットリス」にあるのは緊張感のみです。爽快感は全くない。

まだ「ぷよぷよ」前だから連鎖という発想がないのは仕方ないとして、横方向にメリットが一切ない。
画面縦に積み上げた時のみ帽子が消えるシステムで、横方向は障害物要素でしかないです。横方向が重要なテトリスとは大違い。

また、帽子も同じものを縦に5個積み上げると選択の余地なく消えるので、溜めておいて一気に消す、みたいな戦略性やカタルシスはない。

これはたしかにイマイチ。
音楽とグラフィックは良いけど。

まあ170円分は遊んだかな。

昔から遊んでみたかったゲームだったので、実際プレイできたのは良かったです。