鈴木みそが、1995年から2001年までの全盛期のファミ通に連載していたゲームルポ漫画「おとなのしくみ」。
久々に再読してみました。
前にも書きましたけど故・飯野賢治さんのあたり(2巻収録)は今でも読み応えあります。
もしかしたら今でいう意識高い系の先駆者だったかもしれませんけど、ただ意識高いだけじゃなくて、誰もやらなかったことを本当にやる(つまり、その意識の高さを実行して世に問う)からすごいんですよね。
昭和の日本ではあり得なかった、まさに新時代の風雲児という感じでした。
全てヒットを飛ばしたわけではなく、大々的に宣伝して期待度も高かった『Dの食卓2』(1999年)が難解過ぎて酷評された(売り上げもイマイチだった)ようで、その後も目立ったヒットを生み出せずいつしか持て囃されることがなくなってしまっていましたが、そういうのも今となっては何かドラマチックだなあと思います。
全盛期は短くとも強烈なインパクトを残していく、それもまた漢の生き様という感じですね。