90年代、ゲームセンターでバーチャファイターとかが流行ってた時代の、漫画家「鈴木みそ」氏の作品集です。
ゲーム雑誌の投稿者出身の漫画家なので、ゲーム関連のネタもありますが、その他の卑近なネタや時事・社会ネタ、汚いネタも沢山。
鈴木みそ氏の漫画にたまに出てくるワード「ちんげ教」って何だかわからなかったのですが、これを読んでわかりました。要するに日常の細かい、たぶんダメだろうけどやってみたいこと集、今で言う「あるある」集ですね。
でも漫画としてはバーチャファイターの章が一番面白いかな。
ブンブン丸(ファミ通の編集者。バーチャファイターではウルフを使用し、相手をブン回す戦法が得意なのでブンブン丸というニックネームがついた)の強さを分析しているところは素晴らしかった。
やっぱりゲーム業界出身の漫画家だけあって、社会風刺よりもゲームに関するルポ的なもののほうが面白いですね。
ゲーム漫画家としての鈴木みそ氏を知るならこの2作品を先に読むことをお勧めします(前者はkindleで購入可能)。