みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

ローマ帽子の秘密

これに関してはハヤカワ・ミステリ版を読みました(電子書籍で読めるのは大きい)、エラリイ・クイーンの『ローマ帽子の秘密』。1929年作品。

国名シリーズ第1作です。『ローマ帽子の謎』という和訳になっていることもあります。

 

 

エラリイ・クイーンの推理小説は『Yの悲劇』『オランダ靴の謎』の順で読んできたので、なんか高尚そうだけど地味でチマチマした感じという印象だったのですが(失礼)、『ローマ帽子の秘密』は冒頭からけっこう派手でした。

ほぼ(ここ重要)満員御礼の劇場で発生した殺人事件。無数にいる容疑者候補から、ただ一人の犯人を論理で選び抜くという内容です。

今のところエラリイ・クイーンではこれが一番面白かった。

年末の華やかな気分に合うかもしれません。