みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

キングカズ

今さらと言うか今だからと言うか書きますけど、私、昔、Jリーグ開幕の頃はサッカーどっちかというと嫌いだったし、その象徴みたいな読売ヴェルディとカズはもっと嫌いでした。

 

当時のサッカーと言えば体育の授業のサッカー。でもクラスのボス格に怒鳴られながらやるサッカーってホント苦痛なんですよね。できないものにとって。

放課後、学校に残ったり公園で友達グループだけでやるワーワーしたサッカーは好きでしたけどね。怒鳴られないから。

 

2002年W杯でサッカー観戦の楽しさに目覚め、社会人以降は怒鳴られることもなくなり、のびのびとやれるようになってようやくTVゲームだけではないリアルのサッカーに興味が持てるようになりました(逆にもうそんなに走れないのですが)。

 

ま、そんな前置きがあってのことですが、1994年当時クラスのガキ大将がやりたがるのがカズの真似、もうちょっとサッカー部の通っぽい生徒になるとブラジルのロマーリオ。

 

そんな1994年頃の遠い記憶を呼び覚まさせてくれたのがこの動画。

非公式ですけどね。


www.youtube.com

 

 

今見ると、ああそうそう、意味ないボールまたぎフェイントやってる奴いたいた、っていう。カズと言えばまたぎフェイントとカズダンス。

相手がまたぎ始めると、スピードは当然落ちるので、正面から削り気味にぶつかれば、たぶん大体はボール取れるんですよね。でもそれやると絶対キレられそうで怖くてできないっていう記憶を思い出しました。

この動画見ると、またぎフェイントで攻撃をかえって停滞させてる感じの場面…は、むしろ少なめで、重心移動でシンプルにぶち抜いてる時のほうがスピード感あるしカッコいいですね。

 

現役を続けてることに対してさすがに「もう引退したら」とはたしかに思いますが、でも解説や監督やれるほどの知性派には(悪いけど)見えないし、でも、かと言ってサッカー協会の理事長とかを目指すような権力欲みたいなものも全然感じないんですよね。引退してたら余裕で役職に就けるくらいのキャリアはあるのに。

そういう姿に何かある種の清々しさを感じるのも事実。

Jリーグ開幕30年以上にして、カズという選手は不思議な存在ですね。