みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

その可能性はすでに考えた

これは、各種ランキング1位とかいう何だか豪勢な売り文句に惹かれて買ったのです、井上真偽(まぎ)の『その可能性はすでに考えた』。

 

その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)

その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)

 

 

でも全然でしたね。一言で言うとガチャガチャしすぎ。

あと、綿密な謎解きという感じではなくてものすごく大味です。

特に、これをやるのであれば水平図面とか建物内部図面とか、もっと資料が精密に作成されてないと、そもそも皆が考案するトリック(真相)の意味が良く分からない。

助手(?)のフーリンのキャラだけは良かったけど…。

 

というか、こんなんで1位とか2位をとれてしまう状況がどうなのよと。

新本格の全盛期(有栖川有栖綾辻行人歌野晶午京極夏彦等々)なら、ぎりぎりでランク20位入るか入らないかくらいの作品かなと思いますね。

無理に新人発掘して下駄履かせるより旧作の復刻をですね…。

 

 

天帝の愛でたまう孤島

古野まほろの天帝シリーズ3作目『天帝の愛でたまう孤島』を、(今さらながら)読みました。1作目は『天帝のはしたなき果実』、2作目は『天帝のつかわせる御矢』ですね。

 

前回記事

天帝のはしたなき果実(再読) 読了 - みちのく砂丘Ⅱ

 

とにかくアクが強くて衒学的で、それなりの推理小説その他のオタクじゃなければ楽しめないかもしれません。

 

天帝の愛でたまう孤島 (講談社ノベルス)

天帝の愛でたまう孤島 (講談社ノベルス)

 

 

でも、この3作目は抜群に面白い。後半から終盤の展開が本当に凄かった。

前2作を読んでからでないと、ある種の内輪ノリ(シリーズキャラの個性を理解していないと面白さがわからないところ)についていけなくて楽しめないと思うので、敷居は高いですが。

一応Amazonで4作目以降(今6作目まであるはず)も買おうとは思うんですけど、たぶんこの『天帝の愛でたまう孤島』を超えることはないんじゃないかな…。

 

おそらくですが天帝シリーズの最高傑作だろうと思います。今の段階で断言してしまいますが。

 

少しだけアクを弱めた幻冬舎文庫版も出ているようなので、いずれもお薦めです。

 

 

近年で本当に面白かったのは、この作品と、今までのブログでも紹介した中では

 

麻耶雄嵩『隻眼の少女』

三津田信三『厭魅の如き憑くもの』

森博嗣そして二人だけになった

 

ですね。

 

また、このくらい面白いのが読みたい。

 

 

スイッチ今日発売ですね

どうなるんでしょうね。

基本、新ハードは様子見派なのでまだ買いませんが。

 

Nintendo Switch Joy-Con (L) / (R) グレー

Nintendo Switch Joy-Con (L) / (R) グレー

 

 

 

これが出たら問答無用で買うっていうのは、まず携帯機でウイイレFIFAでも可)ができること。

今、まだこれ遊んでるんですよね…。

 

 

Amazonでも値下がりしてない。

携帯機のウイイレ需要がいかに高いかってことですね。

マスターリーグ遊び過ぎて、クリスティアーノ・ロナウドが既にゲーム内では37歳になってます。他のチームも顔ぶれが変わるので、チャンピオンズリーグの顔ぶれも、サッスオーロカリアリがベスト4に入ってきたりとカオスな状況ですし。

 

暇つぶしにちょうどいいのです。もうあまり手もと見なくてもCPUとの試合には大体勝てるし(難易度は「やや難」程度にしてますが)。

 

いいかげん最新データで携帯機で遊びたいんですよね…。ゼルダの伝説シリーズは実はあまり遊ばないので。

 

まあ任天堂ゼルダがこけたらまずいですよね。

スーパーマリオランもそんなに流行ってるわけではないみたいだし。

 

別にソニー派ってわけでもないんですけどね。

PSPのサービス終了させたのは、PSVitaとの互換性もないのに何だよって感じでしたし。

 

まあとにかくユーザーのニーズを全然汲んでない展開が続いているような気がするので頑張ってほしいですね。

 

 

Genie feat. Mayer Hawthorne

フランスの音楽プロデューサー、Busy Pの新作です。

 

Busy P - Genie feat. Mayer Hawthorne

(公式動画)


Busy P - Genie feat. Mayer Hawthorne (Official Video)

 

 

ちなみにメイヤー・ホーソーンってのは多分歌ってる人の名前で、MVに出演している美女の名前ではないです。

この美女が誰なのかってのは…、コメント欄見ても私の語学力ではわからないですね。

 

 

ゼビウス

ファミコンゼビウス

スーパーマリオブラザーズ」前にファミコン人気をけん引したキラーソフトだったそうです。

自分が物心ついた時にはすでにゼビウスよりもスーパーマリオが流行っていたのであまり遊んだことはなかったですが。

 

 


ファミコン ゼビウス Xevious

 

このゲームの革新的だったところはスクロール(画面が動く)と世界観でしょうね。

スクロール自体は初めてではなかったかもしれないけど、単画面のゲームが多い中でこのスクロールは綺麗だった。

 

自機(ソルバルウ)が前に進んでいるように見えますが、実際には下の背景(BG)を上から下に向けて滑らせているんですよね。

それで上空を飛んでいる感じを表現するという。

これはその後のゲームでずっと使われる手法ですが。

こういう工夫のプロトタイプが見られるのがこの時期のゲームの面白さですね。