Kindleで京都編まで読み進めました、『金田一少年の事件簿』のスピンオフ、『金田一37歳の事件簿』。
もう一つの推理漫画の金字塔『名探偵コナン』が子ども向け・最近は腐女子向け(?)にちょっと穏やかな表現になってるらしいのに比べて、こちらは少年誌の制約がなくなってるので、ややアダルトかつホラーになってます。
特に女性キャラの表情の描き方が要所要所ですごく妖艶だったり怖かったり。漫画作者の「さとうふみや」先生が女性だから細密に描き込めるのかも。
前回記事
『刑事コロンボ』風に、読者にはわかっている犯人を追い詰めるタワマン編は、オトナなギャグ満載で意外と面白かった。
そしてこの、京都編(4巻~5巻)。
素晴らしかったです。読み応え十分だった。
『金田一少年の事件簿』と比べるとアクション的な要素は少なく淡々としてますが、話の展開の妙や伏線の張り方は連載の全盛期にも劣ってない気がします。
そして、ラスト近くのシーンは、久々に漫画でちょっとビビりました。
最初の連載から30年近く経って往時のクオリティを取り戻してるのはすごいと思います。