『金田一少年の事件簿』の第10作「金田一少年の殺人」。
主人公、金田一一(きんだいち・はじめ)本人に容疑がかかってしまうエピソードです。
個人的には普通の作品ですが、世間的にはかなり人気が高いエピソードのようです。
以下はちょっとだけ序盤のネタバレになりますが。
第1の被害者にして大元となる人物、橘五柳(たちばな・ごりゅう)ですが、漫画版でもアニメ版でも、ベストセラー作家ではあるけど傲慢で俗っぽくてわがままなおっさんとして描かれています。
でも取材力とか執筆力はすごいんですよね。
そしてテーマ選定もしっかりと正義にかなっている。
当時は単なる噛ませキャラみたいなふうにしか思っていませんでしたが、今読むと、なんか妙に現実味のあるキャラですね(笑)。