みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

レナスⅡ 封印の使徒 その3

前回記事でべた褒めしてからさらにストーリーを後半まで進めてきました。

中盤まで「え、めっちゃ面白いじゃん、なんでこんなマイナーな扱いなんだろう」と思ってたのですが…。

中盤以降を進めてちょっと納得。

 

前回記事

レナスⅡ 封印の使徒 その2 - みちのく砂丘Ⅱ

 

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漂い始める、圧倒的作りかけ感。

 

戦闘バランスとかは相変わらず快適なままなんですよ。

問題はストーリー。

 

4つの宝石を集めた後、また8つの封印を解いて回るのですが、8つの封印のうち第3の封印くらいまでは非常に気合いの入ったストーリーなのです。

しかし、第4の封印あたりから非常に話が薄味になります。

ちょっとネタバレになりますが、第4の封印は巨大樹の中にあります。でも巨大樹のふもとには宿屋が一軒あるだけで、何のストーリー性もなく、巨大樹の中を冒険して脈絡なく出現した敵を倒して封印を入手。

これ多分、何か構想されてたストーリーはあったんだろうなと思うんですよ。巨大樹に魔物が棲みついたから倒すとかそのレベルのストーリーすらなく普通にダンジョン探索しただけという、別の意味で驚きの展開でした。

第5の封印は正直同じ構造が続く手抜きダンジョンだったし、第6の封印はまだいいとして、第7の封印もひどかった。敵対勢力同士が第7の封印を巡って激しく争っているという設定なのですが、戦闘の描写なども特になく、ちょっとしたパズルを解いて封印入手。

 

しかも第4から第7はどの封印から入手してもいい、というかたちになります。

いわゆるフリーシナリオですが、フリーシナリオにするつもりだったというよりは、メインストーリーを作りこむ時間がなかったから仕方なくストーリーを放棄してフリーにした感があります。

そもそも最序盤の4つの宝石はそれぞれ固有の名前があったのに、封印のほうは第1~第8までのナンバリングでしかなく、色も全部同じというのもまた。

前作からの売りだった傭兵システムも、中盤以降は新たな傭兵があまり登場しなくなり、ほぼメンバー固定してしまうので、これまた作りこみが中途半端。

 

もったいないなあ、ここをちゃんと作りこんでいれば、ドラクエ・FFと並ぶとまでは言わないけど、「エストポリス伝記」と並び称されるくらいには良作RPGになっていたはずなのに…、と思いました。

 

というわけでちょっとガッカリ感はありつつ今は第8の封印を得るための旅ですが、さすがに佳境だけあって、また少し面白くなってます。

クリアまで進めてみます。