『Sa・Ga3 時空の覇者』(ゲームボーイ版)と言えばこの人、俗称「まさかりシスター」ことネメシス。
知る人ぞ知るキャラです。
説明書のイラストもゲームグラフィックもシスター(尼僧)そのもので、さらには主人公のデューンのことを「おにいちゃん」とか呼んじゃう妹系キャラなのに、初期装備(上の画像です)の武器が「まさかり」。
攻撃力80も、この段階ではかなり高いほうです。見た目通りに魔法も使えますが、魔力66は大して高くないので、「まさかり」を振り回して敵をバッタバッタと倒していくほうが速いです。
ちなみに「まさかり」は、ゲーム内最強の武器である4本の聖剣に次ぐくらいの強さの武器で、「ドラゴンソード」といういかにも強そうな名称の武器よりもさらに強いです。
なお、「まさかり」のインパクトに隠れてますが、鎧が「〇〇のローブ」とかではなく「バトルスーツ」、小手が「〇〇の手袋」とかではなく「ガントレット」、靴は「ドラゴンブーツ」、そして見た目は聖職者のくせに「ピアス」というとんでもないいでたちをしています。シスター要素はどこにもないですね。
普通は、ゲームに登場するシスターとか聖職者っぽいキャラと言えば、聖なる力で攻撃する(アンデッドの敵に強い)とか、武器を手にするとしても刃のない武器(メイスとか)ですよね。
1991年当時はネットはありませんでしたが、この「まさかりシスター」はSa・Gaファンの間では有名なネタの一つになり、DSのリメイク版(2011年11月発売)でも「まさかり」の設定はしっかり残りました。
リメイク版では、「まさかり」を持っていても不思議ではない見た目に変更されましたが、武器を変えずに本体(ネメシス)のデザインを変えるというあたりにリメイク担当者の心意気を感じました。