秋を飛び越したような季節の変わり目でだいぶ寒くなってきたので、インドア時間が増えております。
ファミコンなどレトロゲーム続きだったので、最近は『侍道3プラス』を中心に遊んでます。これも2008年のゲームなので充分にレトロですけどね。
久々に遊んでみると、やっぱり面白いです。
前まではシリーズ4作品(外伝の『侍ウエスタン』は遊んでません)のうちで元祖『侍道』が一番と思っていましたが、遊び込むにつけ『侍道3』が一番だなと思うようになりました。
『侍道2』『侍道4』はともに江戸時代の華やかな街を舞台にしていて、自由行動をとっていてもゲーム内のストーリーがどんどん進行していくので、成り行きに任せていると、いきなり強い敵と戦うことになったりするし、ゆっくり散策できないので、そこがあまり好きではない。
他方『侍道』『侍道3』は、時代は違えど(元祖は明治初期、侍道3は戦国後期)、辺境の国を舞台にしている点で似ていて、プレイヤー側でストーリーを進めようとしないかぎり(侍道3では地図に表示されるイベント発生マークに近づかなければいい)メインストーリーが進行しないのです。
なので、スローライフという感じでゆったり遊べるのがとても良い。
前回記事
『侍道3』は「渡世」、現代でいうアルバイトをこなして、お金を稼ぎ、刀を強化していくのが楽しい。前回記事で書いたとおり、どの刀でも、使い込んでレベルを上げていけば、それ一本でゲームクリアできる程度には強くなります。
渡世は4つの勢力から受けられるのですが(村人、町民、任侠、役人)、それぞれの勢力からの信頼度が高まるにつれ、最初はどこ行っても流れ者の野武士(迷惑な存在)扱いだった主人公に対する人々の対応がだんだん温かくなってくるのも良い。
制約として、どの勢力でも、戦う気のない者(通行人含む)の前で抜刀すると、その勢力からの信頼度が少し低下します。抜刀だけでなく、斬りつけた場合は(相手が帯刀しているとしても)信頼度が大きく下がります。
なので、日中に町などの通行人が多いエリアで抜刀が必要となる渡世をこなすことは(無関係の人を巻き込む危険があるので)避けたほうが良く、渡世のために夜まで待つとか、別の平和的な渡世を受けてお金を稼ぎつつ時間を潰すとか、工夫が必要です。
ここら辺が地道に働いて稼いでる感があって楽しいところですね。
夜は通行人があまりいないので、どこでも抜刀がしやすい。
ただ、不審者(辻斬り)等が出没するので、刀を十分鍛えていないうちは夜に出歩くのは避けたほうが良いのです。
不審者(辻斬り)はそこそこ手応えのある強さですが、倒せば良い刀を持っていることがあるし、何より、どの勢力にも属していないので斬り捨ててもどの勢力の信頼度も下がらないのが旨味です。
刀をある程度鍛えて回復アイテムを備えておけば大体倒せるので、慣れてくると「不審者(辻斬り)」狩りはけっこう楽しい。向こうから斬りかかってきてくれるので侍の品位に悖ることもないですし。
ただ、ちょっとだけネタバレですが(本編のネタバレではないです)、途中からは不審者(辻斬り)以上の存在も登場します。
それがこの画像。
午前3時すぎ(時刻表示は丑の刻とか寅の刻ではなく現代風です)、町はずれのワンシーンですが、画像の右奥のほうに浮かび上がっている小柄なシルエット。
この敵は結構強いのです。
たぶん、不審者(辻斬り)狩りにせよ何にせよ、正当なものであっても殺陣を繰り返してると登場するのかなと思います。
人気の少ない深夜に、ゆっくりとした歩調ではありますが、静かに、かつ確実に追いかけてくるのがけっこう怖いんですよね。
この時は事前に視界に入ってますけど、気づいたら接近されていたということもあったので。
ただ、しっかり回復アイテムを備えておけば勝てないことはない。
回復アイテムとなる食べ物(大根など)は、通行人がいないのを見計らって町の畑から失敬するのがこのゲームの基本ですが(笑)、この画像に移っている場所の向かって左側奥が大根畑なのです。
つまり、追ってきているのがわかったので、場所を変えて待ち構えている図です。
主人公の後ろにいる女性は伴侶(仲間)ですね。わずかかつ微妙ですが「ときメモ」要素まであったりします。
ここまで記事を書いたところで、2020年に『侍道外伝 KATANAKAMI』というソフトがPS4などで発売されていたのを知りました(最新情報に疎くなったなあ…)。ただ、外伝はいわゆるローグライクみたいなもののようなので、PS4はまだ買いませんけどね(節約志向)。