みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

センチメンタルグラフティ その12(全キャラネタバレ感想・西日本編)

前の記事に引き続き、本格始動前に残り6名分の感想を書ききっておきます。

さすがに忙しさが本格的になってからはセングラの長文記事とかを書く気分にならなさそうなので(短い記事は書くかも)。

 

 

(これはプレイステーションで発売されたスピンオフ作品で、ゲーム要素無しのサウンドノベルです。ゲームアーカイブスでも購入できたのでいずれ暇なときにやってみようかなと)

 

今回は西日本編です。

 

(前回記事)

センチメンタルグラフティ その11(全キャラネタバレ感想・東日本編) - みちのく砂丘Ⅱ

 

 

京都

「1」「2」通して、12名のヒロインの中で一番の美人キャラです。グラフィック的にも京都ヒロインに関しては作画崩壊がほぼなく、さらに夏・冬の服装的にもきっちり似合っていて、かなり恵まれています。古風なお嬢様という設定で、上品な艶のある演技も上手い。ただ、声優さん(現在は引退)のプロフィール見た時に「趣味はパチンコで朝から並ぶこともある」と書いてあって、「こんなおしとやかな声の人がパチンコ…」と軽いショックを受けました(笑)。

 

 

大阪

スポーツ系の元気少女。夏・冬とも服装がえらく庶民的な感じで、京都ヒロインとは好対照です(ある意味大阪らしいのか?)。大阪弁でしゃべるシーンが全くありませんが、ゲーム発売前のプロモーションアニメでは大阪弁でしゃべっていたのです。他のヒロインがほぼ全員標準語なのに、大阪だけが方言なのはおかしいという配慮から揃えたのかもしれません。あと、最終イベントが『ときめきメモリアル ドラマシリーズvol.3 旅立ちの詩』(1999年)によく似てる…と思っていたらこっちが1998年で先行者ですね。しかし見せ方のクオリティが違い過ぎる。まあセングラはドン臭いのが持ち味なので、それもまた良し。

 

 

高松

病弱な深窓の令嬢。とても涙もろくてすぐ泣いてしまうというヒロインです。せつなさ度が上がりやすいので、高松まで少々遠いですが難易度的には易しい部類に入ります。最終イベントは爽やかで良かった。声優さんも上手く、演じた方は現在アニメ「ちびまる子ちゃん」の2代目お姉ちゃん役を演じていて評判は上々のようです。あと、高松のBGMが小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」をモデルにしていると聞いたので、「瀬戸の花嫁」を聴いてみたのですが、ほんとに似ていて思わず笑ってしまいました。こういう昭和~平成初期のティストが残っているところもまたセングラの面白さだと思います。

 

 

広島

仙台が「超常現象系の不思議ちゃん」だとしたら広島は「大自然系の不思議ちゃん」です。自然の中で一人でいることが好きで人といるのは好きじゃない、という彼女が徐々に心を開いていく過程を描きたかったのかもしれませんが、声優さんの演技が目立って不安定で、素人耳ですら聴いていて不安になります。本業が舞台の方のようで、言われてみれば喋りが劇団風(下手というのではなく、ゲーム向きではない)ですね。最終イベントは「主人公と二人で冬空に祈り続け、奇跡的に流星群を発生させる」というもので、感動というよりも、いくらセングラとはいえ、ついに星を降らせる能力まで…という感じでした。

 

 

福岡

ロックバンドのギター兼ボーカルを務める、ちょっと不良っぽいワイルドなヒロインです。それにしても声質がワイルド過ぎるというか、酒焼けしたスナックママみたいな声で、どう聴いても高校3年生の声ではない。また、言葉少なに歌で語るのかと思ったら、最終回想イベントは他以上にポエムの朗読みたいな感じになるので、それも演出的にどうよとは思いました。ただ、会話選択肢でハズレを選んだ時の反応が意外と寛容(姉御肌で、叱りつつも許してくれる)なので、他のヒロイン狙いの時ほど「優しくてええ子やん」となります。

 

 

長崎

距離的に遠い上にせつなさ度が上がりづらく、このゲームの実質的なラスボス、最難関ヒロインです。大人びて達観した性格を反映してか、会話の選択肢も惑わすようなものが多い。長崎行きは飛行機か夜行特急がメインの手段になるので狙ってクリアする場合は終盤の金欠は避けられません。また12人の誰もせつなさ炸裂(傷心)状態にならないようにしていかないといけないので、各ヒロインに1回だけある東京訪問イベント(休日に東京に留まるとせつなさ度に比例する確率で発生。旅費なしでせつなさを解消できる)を効果的なタイミングで発生させるなど、工夫が必要です。最終イベントは思い出探しという基本に忠実なもので、安心して見ていられます。

 

 

 

そんなわけで全ヒロインのネタバレ感想でした。

振り返ってみると、どのヒロインも(良くも悪くも)キャラが立っていて良かった。

普通は続編でヒロインを総入れ替えするところ、「1」の不評であまりにも声優陣が不憫だったからなのかヒロインを全員残して逆に主人公を交替させる(笑)という破天荒なことをやった『センチメンタルグラフティ2』ですが、その斬新すぎる選択もある意味では正解だった気がする。

 

2019年1月に開催された20周年イベントは、当時忙しくて知る暇もなかったので行けませんでしたが、クラウドファンディングもけっこう貯まったようです。

声優陣が入れ替わるとしてもリメイク版や同じコンセプト(90年代の日本を駆け回る)で『3』ができるなら、怖いもの見たさで、やってみたいなと思いますね。そんな夢を見つつ。