みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

センチメンタルグラフティ その8(内部数値に関する一試論)

このゲームに費やす時間は完璧に無駄な時間なわけですが、『ドラゴンボール』の17号も「そのムダが楽しいんじゃないか」と言っていたことだし(あれは名言ですね)、無駄に時間を費やしていろいろ分析してみました。

まだ中途半端ですが、分析結果の発表。

 

前々回記事で『センチメンタルグラフティ』のシステムは「誰かが傷心した場合でもほかのヒロインにほぼ波及しない」と書きましたが、何度か失敗した結果、波及してますね。それもときメモとは違って、かなり間接的なかたちで。

 

前々回記事

センチメンタルグラフティ その6 - みちのく砂丘Ⅱ

 

ここから書くのは自分なりに分析した推論なので全く外れているかもしれませんが(と、予防線を張っておく)。なお、PS版限定です。

 

センチメンタルグラフティ

 

まず、12名のヒロイン全員に「せつなさ度」というのが設定されてます。

これはプレイヤーにはハートマークの色(青が低く赤が高い)でしか表示されず、数値化された形では見えないので、内部数値を「せつなさ値」とします。

このせつなさ値はヒロインそれぞれが主人公と会えない時間で上昇していきます。また、会ったりデートしたりすると必ず下がります(せつなさ値が解消される)。

また、せつなさ値の上昇度合いはヒロインによって異なり、さっぱりした性格のヒロイン(長崎・横浜など)は上がりづらく、一途な性格のヒロイン(青森・高松など)は上がりやすくなっています。

上がりづらいヒロインは、ケアする必要は少ないけどクリア(告白)しづらく、上がりやすいヒロインはクリアを目指すには簡単だけど他のヒロインを狙う場合はかなりお邪魔になるという感じです。

また、各ヒロインとの親密度(これはせつなさ値とは別、交際の進度です)が上がるにつれてせつなさ値の上昇度合いが速く、大きくなります。

ここまではどの攻略サイトにも書いてあるレベルの基礎知識。

 

次に、ここが重要な推論ですが、各ヒロインと会ったりして、せつなさ値を解消することで、他のヒロイン全員のせつなさ値が上昇しているようです(内部数値なので不可視)。

例えば京都のヒロインのせつなさ値を20貯めた状態で京都のヒロインとデートしてせつなさ値を20解消すると、他11名のせつなさ値がそれに伴って上がる、というような仕組みです。

そして、この上昇度合いもヒロインごとに一定のパーセンテージを乗ずるような計算になっていて、せつなさ値の上がりやすいヒロインは20×80%でせつなさ値16上昇するけど、せつなさ値の上がりづらいヒロインは20×20%でせつなさ値4しか上昇しない、という計算になっていると思われます。

 

これが終盤に差し掛かって、せつなさ値の上昇度合いが高まってくると青森のせつなさ値をデートで60解消したときに、他の、せつなさ値が上がりやすく、かつ親密度の高いヒロインだと80%で48くらい上昇するけど、せつなさ値が上がりづらく、かつ親密度の低い(疎遠な)ヒロインだと相変わらず12くらいしか上昇しない、という計算になっていると思います。

これが疎遠なヒロインとのデートだと、会ってせつなさ値を解消しても、元になる(解消される)せつなさ値が20とか30くらいしかないので、他のヒロインのせつなさ値も大して上がらない、ということになっていると思われます。

 

これが何を意味するかと言えば、他のギャルゲーでは良くある「一人に絞る」攻略法だとほぼクリアできないということです。

なぜかと言えば12名全員の好感度を上げていないので、1名だけはせつなさ値上昇率が上がっても、11名のヒロインのせつなさ値上昇率が低いので、終盤に差し掛かっても、意中のヒロインのせつなさ値にブーストをかけていくことができないからです。

せつなさ値は時間経過でも増えますが、おそらく1週間に1~10程度しか増えていません。

なので、上記のように他のヒロインとのデートを利用してせつなさ値に強烈なブーストをかけていくスタイルでないと、終盤の攻略は不可能です。

 

最大の難所が12月から1月。

このゲームは、1998年3月の春休みから1999年2月末までが実質的なゲームの期間なのですが、ベストエンドを迎えるためには12月ころの「冬の手紙イベント」と1月の「最終回想イベント」を見なければなりません。

12月ころの「冬の手紙イベント」が1月の「最終回想イベント」の前提になっています。そして「最終回想イベント」が1月31日までに発生しなかった場合、どれだけ数値が高くてもベストエンドは無理です(何か、大学受験の旧センター試験と二次試験みたいですね)。

上記の数字の感覚で行くと、「冬の手紙イベント」に必要なせつなさ値は100、「最終回想イベント」に必要なせつなさ値はおそらく200くらいです。

 

「冬の手紙イベント」は普通に進めていても何とかなります。

大変なのは、12月ころに「冬の手紙イベント」を見ることでそのヒロインのせつなさ値が解消されて、上記の数値で言うと50以下まで下がってしまう(半減以下になる)ので、1月の「最終回想イベント」を見るための残り150以上のせつなさ値を、せいぜい1か月の間に一気に上昇させていかないといけないということです。

これは時間経過によるせつなさ値上昇だけでは無理です。150は絶対に稼げません。

一度時間経過だけで「最終回想イベント」まで行けるか試してみたところ、どのヒロインからもお呼びがかからず、ひたすらアルバイトをし続けるシュールな終盤になりました。

したがって、ヒドい話ですが目当て以外のヒロインを当て馬にするほかありません。

つまりその時点で好感度の高いヒロイン達に二股三股四股五股をかけて、次々と相互にせつなさ値をブーストさせていかないといけないということですね(20積んだ、続けて25、さらに30、35、最後に50積み増し!というように)。

ただ、その過程で目当て以外のヒロインの「冬の手紙イベント」&「最終回想イベント」が発生してしまい(後者は発生すると回避不可能)、そのヒロインとのベストエンドになってしまうということもよくあります。

 

したがって、狙いを定めさえしなければ(誰でもいいのであれば)、意外と簡単にベストエンドを迎えることができます。こんなふうに、テキトーに遊んでいても何とかなる点では初心者にもやさしい。

ただ、特定のヒロインを狙うとなると、特にせつなさ値の上がりづらいヒロインの場合は、運も絡むのでおそろしく難しい、ということになります。

特に、長崎のヒロインは、さっぱりした性格でせつなさ値が上がりづらい上に、距離的にも非常に遠く、その上、せつなさ値の上がりやすいヒロイン(高松、福岡)が近くに競合しているという点でこのゲームのラスボス(最難関)ですね。一度もクリアできてないです。

 

世間の評価はク〇ゲー、少なくともガッカリゲーですが、突き詰めてみると、なかなか奥が深いゲームでもあるような気がします。気がするだけですが。

こんな大々的に展開しつつまだ半分くらいしかクリアしてないので、いずれ時間のある時にでもまた遊んでみるかな(時間の無駄を自ら積み重ねていく)。