今度は古谷一行主演のTVドラマ版をAmazonで見てます、『悪魔の手毬唄』。
1977年作品。
この前は映画版を見たばっかりですけど、(推理小説に限らないかもしれないけど)名作の映像化と言うのはたぶん歌舞伎やオペラみたいなもので、ストーリーと結末はあらかた知っていても、「あの場面を誰がどう演じるか」とか「どんな演出のバリエーションを見せてくれるのか」を楽しむ感じですね。
恐怖演出の宝庫だった映画版と比べると怖さや残酷さはかなり控えめで、今のサスペンスドラマとそんなに変りないです。
当時の放送倫理は緩かった記憶ですけど、それでもあまり怖すぎるのは差支えだったんでしょうか。
行方知れずになった人を探すシーンで、村の人々(役)が本物のたいまつ持って走り回ってるのは、演出に迫力と気合いが感じられて良かったです。