スーパーファミコン『アレサ』(1991年)クリアしました。
悪くはない…と言いたいところですが、ゲームシステム面では前の記事でも書いたような問題があって、お世辞にも褒められた出来ではなかったです。
ゲーム後半の戦闘。
そこそこ有名な、このゲームの蛇女系統の敵。セクシー(死語かな)を通り越してモロです。任天堂に怒られなかったのかな。
ペイントアプリでぼかしをかけてみましたが。肌が普通の人間の肌色に近い「ゴルゴン」だけは、さすがのやのまん社スタッフもまずいと思ったのか厚めのチェストを着けています(そこだけかい、という感じですが)。
要所要所、結構良いなという場面はあるんですよね(上の画面ではなく)。
後半で訪れる海のダンジョンの幻想的な感じとか、なかなか良いと思う部分もありました。
ただ、終盤の作りがテキトー過ぎるんですよね。
昔RPGツクールで作った自作RPGのことを思い出してしまうくらい、ほんとにテキトーな作り。
敵の本拠地みたいなダンジョンがあるんですが、仕掛けも何もない、ワンパターンなほぼ一歩道です。
しかも中ボスたちの大半が、ただひたすらに打たれ強くて大量のMPを消費させる割には攻撃があまり怖くないので、面倒くさいが時間をかければ100パーセント勝てる、という緊張感のない戦闘。
さらにラストダンジョンは、ザコ敵までもがそこそこ打たれ強いですが、経験値がここに来て急にしょっぱくなるので、普通にやっているとレベル60付近からあまり上昇しません。
そしてイライラに拍車をかけるのがファミコン版ドラクエⅡを思わせるラスボスの全回復魔法使用で、行動のアルゴリズムがけっこう慎重な性格に設定されているのか頻繁に回復されるので(戦法としては正しいですがゲームとしては正しくない)、けっこうイライラします。
難しいからイライラするのではなくて、明らかに調整不足なことに対してですね。配慮された難度ではなくて、全く配慮されなかった結果、終盤だけ面倒くささが跳ね上がっていることに対してという感じです。何かテキトーに高いHPを設定して、そんでテキトーに強い攻撃方法持たせて、それとあと全回復も持たせておけば強敵感が出るんじゃね?、ってくらいのテキトーさ。ゲーム中盤までやけに大味で簡単なだけに余計ですね。
レベル60近辺でラスボスに挑んで千日手(膠着状態)になってしまったので、直前からロードしてやり直し。
HPMPをいつでも完全回復してくれる最強隠しアイテムⅡ(終盤、とある何気ない島で手に入ります。バトルはかったるいですが)、と、これは攻略サイトを見ましたがレベル99にしてくれる最強隠しアイテムⅢ(最強ミクストフォームをしてくれる老人がいる山があるのですが、その老人のいる場所から右下に一段下がったところの空白にいます)を入手して、ラスボスを倒しました。
まあ、この後半の未完成な雰囲気も味として楽しめるなら…ありかもしれません。