みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

パリ五輪2024閉会

パリ五輪ようやく終わるんですね。

食傷気味だったから良かった。

(1)

競技人口とか強化費の関係で、メダル価値ってけっこう相対的だと思うので、要は、メダルを目指すことができる競技でしっかり獲れたかどうか。ブレイキンとかで予想外に金メダルとれたからってマスコミが金メダルラッシュとかで煽るのは本当にうんざり。

(2)

個人的な見どころって女子バドミントン・シングルスくらいだったなあ…。

(カロリーナ・マリンは、負けそうになっての棄権じゃなくて、勝ちが手に入りかけていた状況での負傷だったのがかわいそうでしたが、立派でした。相手のヘ・ビンジャオの振る舞いも敬意に満ちていて良かった。あと、金メダル獲りながら、しっかり自国の強化体制に苦言を呈したアン・セヨンはカッコいいですね)

日本はメダル獲れなかったですけど、強化方針が間違っているというよりは今回はアン・セヨンのおそらく全盛期で一強すぎたので仕方ないと思う。

(3)

今回一番荒れたあの競技は、怒られるかもしれないけど、今後、普通の女性であの競技を(少なくとも五輪で)目指す人はいなくなるんじゃないかな。「競」技である以上、ある程度は対等な条件を整えるべきであり、特に格闘系の他の競技では性別差だけでなく体重差まで神経質に分けているわけですよね。この競技じゃ普通の女性はどうしても勝てない、となると、目指す人が減り、各国で競ってくれる人がいなくなると競技全体として衰退するわけで、それを人権という遠大な問題にすり替えないほうが良いと思うわけです。

(4)

日本が一番反省しないといけないのは女子体操かなあ。選手じゃなくて協会とか体質とか。

宮田笙子選手は、自制できなかった部分あったと思うし、本人自身の反省も必要だと思いますけど、本当なら鯖江高校時代から既になんか兆候はあった(酒タバコやってた)んじゃないのと思うんですよね。体操の名門校の実績を目指すあまり、生活面での指導が疎かになってたんじゃないのと疑いたくはなる。少子化の折、そういうの、全国の高校で蔓延してるんじゃないのとも思いますね(スポーツもそうだし、東大何人合格とかいうのも)。ともかく、体操協会も代表に呼んでみたら田舎ヤンキーみたいな娘だったことは何となくわかったけど、素知らぬふりで行けるかと思ったら代表選考後にリーク報道されてアウト。早い段階で罰を受けてれば、代表リーダーからの転落という公開処刑みたいな目に遭うことなく、本人も更生してたifがあったんじゃないかと思うと、何だかなあと思います。

 

年のせいか愚痴っぽい感想だらけですが感想でした。