このソフト、3DO(スリー・ディー・オー)の1994年のソフトです。
3DOなんて若い人は知らないと思いますが、1990年代半ばにプレイステーションやセガサターンと覇権を競って消えていった「次世代ゲーム機」の一つですね。
最終的に据え置きゲーム機としてはプレイステーションが生き残るわけですが。
何に対する「次世代」かというと1992年~1995年ころに全盛期を迎えていたスーパーファミコンです。
当時の感覚としてはスーパーファミコンの全盛期がまだ終わらない頃に次世代ゲーム機がどんどん発表されて出てきたので、ほんとに盛り上がってました。
前置きが長くなりましたが、3DOが売りにしていた実写ゲームの一つです。
豪華キャストによる、2時間サスペンスドラマ的な展開が繰り広げられるゲームです。
3DO自体が最も早く消えたこともあってかなりレアなゲーム機になってしまっているので、今、完品を入手しようとすると高いんですよね…。Amazonに出しているショップもちゃんとしたところだと2万円越えだし。
そんな言い訳ですが、ニコニコ動画で、プレイ動画を通しでアップしてくれている人ががいたので(十年くらい前の古い動画)、権利的にはアレだなと思いつつも、全部見てしまいました(すごく長かったけど)。
面白かった…。ゲームを実際に遊んでいれば、もっと良かったのかもしれないけど。
90年代のドラマの雰囲気も良いし、主演の小川範子が非常にかわいい。他の登場人物の演技もなかなか良い。
PSP版も2009年に出ているようですが、こちらはストーリーは同じでも実写ではなく「かまいたちの夜」式の、登場人物をシルエットで表した別物のようです。
実写ってのが良かったんですよね。
スーパーファミコンソフトの容量では逆立ちしてもできない技術だったので。
こういうレアな作品が埋もれていくのは素直にもったいないと思うので、実写でリメイクしてくれないかなあ、と思いますね。