みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

ストリートファイターⅡ ダッシュプラス

何度か記事にしてきた au のクラシックゲームが11月終了するそうです…。

とても残念ではありますが…。

まあ、仕方ないのかなあ。

操作性はスマホの制約があるから仕方ないとしても、特にサウンド面の音飛びがひどくて、商品レベルじゃなかったですし、改善される兆しもありませんでしたからね。

 

参画ソフトメーカーのうち、カプコンとナムコ(現:バンダイナムコ)は有名ですけど、他はアイレム、サンソフト、データーイーストなど、メジャーとマイナーの中間くらいのメーカーだったので、そういうメーカーの昔のソフトが遊べるのは良かった。

 

ただ結局、一番遊んだのはカプコンの「ストリートファイターⅡダッシュプラス」(メガドライブ向けソフトとして1993年に発売された)でした。

カプコンも、一番売れ筋のゲームとかではなくてメガドライブ作品とか、微妙にマイナーなところをラインナップに入れてましたね。

ビジネス的な力の入れ具合(さすがにメジャーな作品を無料のクラウドで配信するわけにはいかない)というのもあったのかもしれませんが、かえって「通」っぽさが出ていて良かったです。

 

ストリートファイターⅡは、アーケード版だと

1 ストリートファイターⅡ

2 ストリートファイターⅡダッシュ

3 ストリートファイターⅡターボ

4 スーパーストリートファイターⅡ

5 スーパーストリートファイターⅡX

 

という5作品だったと思うのですが、このうちスーパーファミコン(16bit)では1、3、4が移植されていました。

5作目「ⅡX」はなぜか「3DO」という、32bit~64Bitの90年代中期次世代機戦争(プレイステーション・セガサターン・ニンテンドー64・PC-FX)にあっさり敗北した超マイナー機種に移植されましたね。独占契約とかあったのかなあ。

 

この時代は大容量のアーケードのゲームを、家庭用ゲーム機に移植しても再現することが不可能だったので、キャラを小さくしたり、技数を減らしたりして、各社四苦八苦してましたね。キャラ小さくして技数を減らしちゃうとゲームバランスに影響が出るわけですが、そこらへんも上手く調整してました。そんな職人的な努力の跡が垣間見えるので、当時の移植作品は結構好きでした。

 

さて、本題に戻して、「ストリートファイターⅡダッシュプラス」はスーパーファミコンのライバル機、セガのメガドライブ(16bit)での発売でした。

まあ当時はスーパーファミコンがあまりにも圧倒的過ぎてライバルというよりはレジスタンスと言う趣でしたが。

メガドライブ持ちでスーパーファミコン持ってないという人は異端児的な雰囲気だったような(なぜか、お互いにお互いの所有ハードを把握してました)。

 

スーパーファミコンですら「ストリートファイターⅡ」を完全には移植できなかったわけなので、同じ16bitとはいえ先発機種であるメガドライブで「ストリートファイターⅡダッシュ」を完璧に移植できるわけはない…のですが、そこはおそらく移植に関わった開発陣の超人的な努力の結果、「ダッシュプラス」として、当時としてはかなり完成度の高い作品となったわけです。

メガドライブ持ってないけどこれは遊んでみたかったですね。当時のゲーム雑誌見て、メガドライブ持ちの人が少しうらやましくなってました。

 

そんなわけでクラシックゲームでもかなりの頻度で遊んでました。

まあ、スマホの制約ゆえに必殺技とか出せないのですが…。

基本技と、シンプルな操作のみで出る必殺技に頼ることになるので、使用キャラはブランカ、次点でベガでした。

ブランカは飛び道具は使えませんが基本技の強攻撃が強めなのと、必殺技のボタン操作がシンプルなためです。

ベガは投げ技の間合いが広い上に簡単操作で出せるからですね。足払いから隙を見て投げるという地味な戦法ですがやっぱり強かったです。

 

ブランカに話を戻して、このスネークアッパーという技、他機種版だとしゃがみ強パンチでないと出ないのですが、「ダッシュプラス」ではしゃがみ中パンチでも出ます(威力と射程は調整されてますが)。

基本技の割にかなり遠くまで届くので、これで敵の接近や飛び道具の出し際とかを潰せると「してやったり」感があります。

 

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こういう、歴史に埋もれた名作を再配信してくれたという意味では au のクラシックゲーム企画は、ビジネスとしては成功しませんでしたが、意義はあったと思います。今度は有料でもいいのでデータ落としきりで配信するとかすれば、十分行けると思う。

 

 

レトロゲームファンとしては、過去のややマイナーなゲームのプログラムが今の時代も残ってるんだなということが分かっただけでも良かった。

またいつの日か、と言う感じですね。