みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

学園七不思議殺人事件

『金田一少年の事件簿』の第4作です。1993年夏に連載され、当時「シリーズ最高傑作」という謳い文句でした。

個人的には第2作『異人館村殺人事件』のほうが好きでしたが、あれはトリック盗作騒動があったから(当時はネットもないのでわかりませんでしたが)、オリジナルでトリックを考えたものとしては『学園七不思議殺人事件』が一番良い、ということだったんですかね。

学園七不思議も某作品の模倣という声はありますが、犯行動機の組み立ては新鮮だった。まあそれも某ゲームソフトのほうがちょっと先だった気もしますが。

 

まあ、トリック等の盗作云々は置いておいてもストーリー的には『異人館村殺人事件』が一番好きです。

 

さておき。

 

 

この事件の「放課後の魔術師」のデザインはドラクエⅡの「くびかりぞく」を意識してる気はしましたけどね。現地にはあんな仮面が沢山あるんだろうか。

ただ、真相編を見た後だと、いや、その仮面がそこにあるのは都合が良過ぎでしょ、と思ったりもする(笑)。

 

なお、この作品に出てくるキャラの中ではミステリ研究会の鷹島さんが割と好きです(唐突)。

 

あと、ずーっと読んでいくと後のシリーズで役回りが大化けする脇役キャラが1、2名ほど出ています。

最初は全員不気味なだけですけど、だんだんまともな奴にも見えてくるのが不思議。

その意味では、『金田一少年の事件簿』シリーズを読むなら最初のほうに読むべき作品ですね。