みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

此花4 ‐闇を祓う祈り‐

前にもちょっと書いたかもしれませんが2004年のPS2専用ゲーム『此花4 ‐闇を祓う祈り‐』。

ときメモ系+推理サスペンスという取り合わせです。

シリーズ4作品で、これが最終作品ですね。

 

『此花5』は期待していましたが結局発売されなかった。

やっぱり、「好きなヒロインと仲良くなりたい、選択肢も自由に選びたい」のときメモ系と、ある程度作者の筋書きに従って進めてもらわないと(伏線回収、偽の犯人などなど)面白さが伝わらない推理サスペンスの食い合わせはかなり難しいんだろうなと思いますね。

『此花』シリーズも、キャラは好きでしたけど、推理は中盤くらいで大体のオチがわかってくるのであまり印象には残ってないです。

 

 

『此花4』は、前半が修学旅行編、後半は光妙新会編と分かれています。

光妙新会編は神道系の教団を舞台に起きる事件の謎を追うわけで、これがサブタイトルの「闇を祓う祈り」に通じているわけですが、オチは正直、名前負けしてました。

 

さっきから落としてばっかりじゃないかと思われるかもしれませんが、ここから褒めるフェーズで。

 

まず声優が意外と豪華。主人公(探偵役)は石田彰さん、メインヒロインは川澄綾子さん。2000年代前半のメジャーな声優さんを2名も起用しています。あと脇役に小野大輔さんがいるという話です(下の動画では07:15くらいに登場)。

 

此花4~闇を祓う祈り~ part4

(プレイ動画です。当然ネタバレ有りなのでご留意)

https://www.youtube.com/watch?v=MsN9CfDElGU

 

あとキャラデザインが非常に良い。

上の動画では44:00くらいから光妙新会編のキャラ紹介が始まります(その段階ではまだほとんど事件は起きていない)。

ピンク髪の巫女さんは置いておくとして、幹部の巫女4名の、萌えに行き過ぎず、逆にリアルにも行き過ぎないデザインがとても良い。

特に、諸姉(もろね)と百能(ももの)が、個人的にツボでした。諸姉・百能・広虫は、ネーミングセンスすごいなあと思って調べてみると奈良時代の女官の名前のようですね(紀伊もたぶんそうなのかなと)。そこはキャラ担当のスタッフも頑張ってたんだなあと思う。

 

シリーズが続かず、動画に出てくるキャラクター達も後のいかなるゲームにも登場しないんですが、もったいない気がします。

リメイクは期待してないんですが、次回作はどこかで出てほしいと思ってます。