ピクセルリマスター版だけではなくPS版(ほぼスーパーファミコン準拠)もやり直してました、『ファイナルファンタジーⅤ』。
以前に、『ドラゴンクエストⅤ』のストーリーは日本人の感性に訴えかけるものがある、と言うような記事を書いてましたが…。
以前の記事
これに対して、『ファイナルファンタジーⅤ』は、ストーリーよりもむしろシステム面で日本人の感性に訴えかけるものがあるように思います。
その心は、ゲームをラクに進めたいと思ったら、良くも悪くも、とにかくチマチマとした綿密な進め方が要求されること、ですね。
例えばですけど、最初の山場を迎えるまでに
・古代図書館で「レベル5デス」をラーニング
・遺跡で「ホワイトウインド」をラーニング
これは私は毎回マストです。
なので、レベル20になったら必ず1回は古代図書館に戻りますし(レベル5の倍数の味方に被害が出るのでレベルをずらしておくのも忘れない)、遺跡ダンジョンに挑むまでの間に魔獣使いを「あやつる」が使えるまでに育てておくことも忘れません。
全部完璧にしないとクリアできないってことはないんですが、特に「ホワイトウインド」はその有無でゲーム後半の難易度が激変するくらい便利な青魔法なので、ラーニング(習得)は済ませておきたいですよね。
そして、狩人のジョブレベルを上げておくのも忘れない。
遊んだことある人ならわかると思いますが、「狩人」はそんなに強いジョブじゃないです。ランダムに動物や鳥を呼び出す「どうぶつ」コマンドは「ナイチンゲール」が来てくれれば便利ですけど、いつも出るわけじゃないし。
そしてレベルアップも遅い。ジョブレベル4に至るまでに405ポイント必要で、これは相当に長い道のりです。
それでもなぜ「狩人」にするかというと…、遊んだことある方ならお分かりですよね。
耐えた先に、ゲーム後半の厳しい難易度を大幅に下げ、隠しボス攻略の鍵となるアビリティ(技法)を習得するわけです。
几帳面なプレー、そして、弱いジョブでも、それに耐えた先で得られる大きな褒賞。
何となく受験勉強的というか、コツコツ作業が報われるバランスというか。
そういうところが、今でも高い人気のある要因じゃないかなと思います。