みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

レジェンド オブ レガシー

ロマサガシリーズのスタッフが関わったということでちょっと話題だった、2015年に発売された3DS向けゲームです、『レジェンド オブ レガシー』。

いま3DSがサービス終了前なのでいろいろセール中だったので、500円でダウンロードしてみました。

…が、序盤で挫折。また気が向くことがあったら遊ぼうかなと。

 

 

評判はあんまり高くないですけど、その評判通りですね。これは擁護できない。

 

最初から敵の攻撃が強いので、防御無しで2,3発食らうと戦闘不能になります。

これについては、前衛防御の陣形を組んで、後衛の1人が前衛を回復しつつ後衛のもう一人が敵を攻撃するのが黄金パターンになります。

難しいのがダメっていうわけではないんですよ。

とりうる戦略の幅が狭すぎる(黄金パターン以外で勝とうとするとほぼ失敗する)のがゲームとしてダメです。

インターフェースだけは『サ・ガフロンティア2』風でいい感じなんですけど。

でも街が一つしかないとか、その街もろくに探索できないとか、手抜き部分が目立ちます。

 

こういう作りこみ不足とか投げやりなゲームバランスを「味がある」「レトロ」みたいに擁護するのは間違いで、これは「レトロゲーマーはこういうの好きでしょ」とヘンに狙った結果外してます。どうでもいいグラフィック効果だけは作りこんで、そちらをやってる暇があるならもうちょっと調整できるはずだったゲームバランスが疎かになっているので、予算や納期に問題があったようにも思えません。愛せない・愛されないタイプのク〇ゲーですね。

 

念のため、私は世間的にク〇ゲーと言われるゲームであっても、遊ぶ人に楽しんでもらいたいって気持ちが感じられるというか、良いものにしようと限界まで一生懸命作ったけど何かいろんな都合で評価が低くなってしまった、というゲームであればむしろ好きですけどね。

典型は『デュアルオーブ 聖霊珠伝説』(スーパーファミコン)、『HOSHIGAMI ‐沈みゆく蒼き大地‐』(プレイステーション)、そして何度も書いてる『センチメンタルグラフティ』(プレイステーション・セガサターン)です。

 

ともあれ、本作の反省があってか、続編にあたる『アライアンス・アライブ』はだいぶ改善されているようです。そちらも購入したのでちょっと楽しみにしてます。