今日ちょっと多賀城方面に用事があったので、多賀城駅のすぐ傍にある多賀城市立図書館に行ってみました。
2016年ころからカルチュア・コンビニエンス・クラブ(つまりTSUTAYA)が運営しているということで有名な図書館ですね。行くのは初めてでした。
まず立地・外装・内装どれも良い。
スターバックスコーヒーが併設されていて、混みすぎておらずリラックスして本が読めます。
法律専門書は版が古いものが多く今一つでしたが、まあこれは市立図書館ですから仕方ない。他の図書館もそんなものなので。というより、人気の基本書ほど改版が激しい法律系は、そもそも自治体図書館向きではないんですよね(会計とかもそうだと思いますが)。
文学・エンタメ系は良かったです。というか、むしろ予想以上でした。
TSUTAYAがやってるんだから最新の本が多いのかなと思っていたら、全集ものや古典文学のようなお堅いジャンルもきっちりと揃えていますし、個人的に嬉しかったのは、90年代からゼロ年代前半ころに隆盛を迎えていた新本格ミステリの、今では本屋にも置いてないし電子書籍化もされてないような(しかし、当時の本屋にはたしかにこれあったよね、という絶妙なところが)しっかり陳列されてました。
まだ未読なんですがこの本とか。
文庫版のカバーイラストはイマイチですけど、この単行本のタイトルと表紙(↑)は非常にカッコ良かったので覚えてます。
おそらく本を選ぶ人がしっかり「わかってる」人なんじゃないかなと思います。これは本当に感心しました。
さすが「東北随一の文化交流拠点」を目指して造られただけはあります。
多賀城ってそんなに行く機会はないのですが、コロナ禍で一般市民には大学図書館が使いづらくなっている昨今、今さらながら注目の図書館だなと思いました。