この週末は書店で合計2万円分くらい散財しました。
まあ、たまには読書にも力を入れないとねということで。
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とある書店で学問系の本(7000円くらい)を買ったところ旧版本であることが判明。
法学部出身者として「錯誤取消」って言葉が頭をよぎりますが、まあ旧版本だから買うって人もいるかもしれないから絶対に取り消しできるかわからないし…そもそもゴタゴタしたくないし…、ということで買ってしまった旧版本は書き込み用にして新版をネットで取り寄せることにしました。
買う前にネットでチェックしておけばよかった。
まさか旧版本がそのまま陳列されているとは。陳列するのは良いとして、レジの時に「旧版本です」くらいのチェックは出ないんですかね。こんなことだからリアル書店がネット書店に負けるんじゃないですかねと思うところもあります。
ちなみにその書店は、移転が確定している某大学のキャンパスのエリアにある書店。そもそも「旧版ですよ」って指摘する人がいないってことですよね、他に。
学問の息吹がないと学術系の本は衰退して流行本とかばかりになっていくんだろうなあと思います。
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また別の書店で、(買わないですが)教科書が陳列されていたので「今の教科書ってどんなかんじなんだろう」と思って国語教科書を眺めてみる。
何かやけにカラフルですね。
掲載されている文章も、割と現代的なのがある。
他方で、近代文学はまだ中学校の教科書に残ってるんですね。
森鴎外の「高瀬舟」。…微妙。中学生がやるには暗く難解過ぎないのか。
魯迅の「故郷」。これ格差社会だと非常にリアルですよね。
太宰治の「走れメロス」はほぼ必ずありますね。でもそんなに話として面白いかなあ?
中学校の教科書で一番覚えてるのは、どこかで書いてたかもしれませんが山川方夫「夏の葬列」です。
インパクトが強いってだけで、良い作品かと言われると何ともですが(偉そう)。
実は山川方夫の他の作品も読んでみたことはあるのですが、なかなかこう、湿度の高い感じの、中学生向けではない話が多いなあと思いました。