みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

ロマンシングサ・ガ2(SFC版) その3

SFC版『ロマンシングサ・ガ2』クリアしました。

やっぱりリマスター版より良いですね。

リマスター版も2,3回はクリアしていましたが、久々のSFC版は格が違いました。

 

リマスター版のような強い武器がないので、「いざとなれば『追憶の迷宮』で強化できるからな~」という安心感がない。安心感がないから一個一個進める度にその次の戦略を一生懸命考えるわけです。

制約がある中で工夫して切り抜けていくのが面白い。

 

まあ、リマスター版でも追加要素無しで頑張ることもできなくはないです。

でも、自分で制約するんじゃなくて、SFC版は、ゲーム自体が無用な装飾を排した制約の中で出来上がっていることの美が感じられるというか。

 

 

あと、やっぱりゲームのコンセプト自体が良い。

何世代にもわたって皇帝を引き継いでいくわけですが、最初の2人(レオン、ジェラール)と最終皇帝以外は、誰が皇帝になっても良いという。

主人公は特別な血筋だったとかじゃなくていいわけです。上記3名以外は全員が一般人です。盗賊の出身でも選ばれれば皇帝。

 

ただ、主人公ではないことの象徴、LP(ライフポイント)。

敵の攻撃が強烈なゲームなので、特に後半戦はガンガンとLPが減っていくわけですが。LPがゼロになったらキャラが死亡。生き返りません。

悪く言えば最終皇帝以外は皇帝もお供たち(4名まで、自由に選べます)も使い捨てなのです。

でもそんな使い捨てな存在だからこそ、愛着が湧くこともあるわけで、最初はこのまま全滅で皇帝交代でも構わないかなと思って進めてても、だんだんと、「良い形で年代交代させたいなあ」という気分になってくる。

 

今回の6代目宮廷魔術師皇帝トパーズ。

 

 

遺跡探索のほか、アバロン帝国大学設立、各種武器防具の開発などの財源捻出のために戦いを重ね(敵を倒せば倒すほど帝国の収入は貯まっていきます)、最終的にLPが3というギリギリのところまで削られましたが、何とか無事に退位して年代交代までこぎつけました。

毎回独自の、違った帝国史が作られていくところが良いです。