昔から残ってた思い出のデータは(いずれ消えるとしても)押し入れの奥にとっておくことにしましたが、やっぱりアプリ版(リマスター版)じゃなくて、元々のスーパーファミコン版が遊びたい、ということで500円で中古のSFC版を購入してきました。
我ながら安上がりな趣味です。
これは当時の攻略本。
リマスター版の何が不満か、と言えば、やっぱりボス敵、特に七英雄それぞれのグラフィックですね。
なんか、マシンパワーを見せつけるためなのか、良かれと思ってやってるのかもしれませんが、七英雄がみんなウネウネと動いてるんですよ、戦いの時に。
でもなんか、「弱そう」なんですよね。グラフィック技術を駆使して動かしているのに、気持ち悪いとは思っても強そうには見えない。
スーパーファミコン版の七英雄は、画面上では動かないのですが、それが却って荘厳な壁画のように見えて、すごく強そうなのです。
さらに発売後は情報規制がかかっていて、最初に登場する「クジンシー」以外の七英雄のグラフィックは明かされていなかった。
その後に攻略本で七英雄のグラフィックを見た時とか、また実際にゲームで戦った時の強烈なインパクトは今でも思い出せます。
このゲームは人間が歴史を紡ぐ中で七英雄を一人ずつ倒していくわけですけど、人間の側は全滅させられたり、時代が過ぎたりしてどんどんメンバーが世代交代していくのです。これに対して七英雄は、とある禁断の技法により百年経ってもメンバー構成も強さもほぼ不変(年代経過によりバージョンアップはするとしても)。
その「不変」なる存在の威厳と恐怖を体現しているのはスーパーファミコン版の動かないグラフィックのほうだと思うわけです。