みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

京都「洛北屋敷」の殺人

出版社が違いますが、こちらが「風水探偵 桜子」シリーズの第1作。

この1作目が光文社で、2作目が角川書店というのが、何かあったんですかね。

 

なお、サスペンスドラマにしやすい(映像化しやすい)内容であるためか、かつては沢口靖子主演でドラマ化もされていたそうです。知らなかった。

 

 

こちらは、読後感は悪くない。

トリックに少々無理がある気はしますが、他にもっと無茶なトリックしている作品をたくさん読んできたので、まあ、許容範囲内(えらそう)。

地味ですが手堅く、推理小説らしい推理小説ですね。

 

やけに検察の仕事に対する解像度が高いような気がしたんですが、この作者さん(姉小路祐先生)は、プロフィール見ると大阪市立大学法学部卒で立命館大学の大学院でも司法制度に関連した卒論を書かれていた方のようです(たしか高校教師もしていたと見たことがあるので、法学部で教職とって高校で教えつつ学位も取っていたということなんでしょうかね)。

代表作も、こういうコテコテの推理ではなくて検察小説のジャンルだったようです。

それで納得しました。