平成時代のややマイナーな推理小説作家、姉小路祐先生の「風水探偵桜子」シリーズ第2作にして最終作です。
2002年作品。
庭師である桜子が文字通り「京都」「風水」の2大知識を駆使して名家を舞台に起きる殺人事件の謎を解いていきます。
読んでみてですけど、1作目のほうが良かったなあ…。
2作目のこの作品は何か読後感が悪いというか、悲しい結末なんですよね。主人公が酷な目に遭うとかではないんですけど、犯人(悪役)を打倒してよっしゃーみたいな感じではない。
作者のあとがきに「シリーズ化していきたい」ってありましたけど、以後20年、続編がないですね。
まーたしかにちょっとパワー不足かなあ…。話の性質上、舞台が京都に絞られるのがネックだったのかもしれない。