みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

This Is On You

 

最近徐々に有名になり始めてる気がするメイジー・ピータースの2019年の曲です。

新曲のコメディっぽいMVと比べるとやや難解で哲学的な風味もあるMV。

 

Maisie Peters ‐ This Is On You

(公式動画)


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和訳歌詞を別のブログか何かで見たのですが、要は家族のことだの仕事のことだの孤独で悩み多き恋人に愛想をつかして「さよなら」、という、女性に甘ったれがちな、またはそういう憶えのある男性にはなかなかグサッとくる歌詞です(実際グサッと来る)。

サビで funeral (お葬式)という単語が出てきますが、これは実際にお葬式をしてるわけじゃなくて、心の中で別れを告げたってことなんだろうなと思います。

MVで、ピザの宅配の中にまで電話がある描写になってるけど、これも、もううんざりしてるんだから電話してこないでよってことなんだろうなと。

タイトルの意味は「これはあなたのせいなんだから」だそうです。納得のタイトル。

 

武家屋敷の殺人

この作家さんのミステリを読むのは『十三回忌』『厄殺のロンド』に続いて三作目です、『武家屋敷の殺人』

そんなにファンってわけじゃないけど何となく。

 

 

 

 

まあでもやっぱりー…。イマイチでしたね。

相変わらず偉そうですけど。ほならね自分で書いてみろって言われたら書けませんけどね。

 

この作家さんの作品の傾向が大体わかってきたんですけど、横溝正史風の舞台設定に大仕掛けな謎が多い割には、トリックがチマチマしてて、しかも一気に解けないんですよ。その内容も、「え、そんな偶然に頼っちゃう感じなの?」というところもあって。今回のトリックなんかは5回やったら4回は失敗しそうな感じ。

メインのトリックで「なるほど、だまされたあぁ!」というのが良いんですけどね。

 

 

ただ、この作家さん、もしかしたら法律・法務関係の仕事をしてる方なのかなと本作を見てて思いました。

不動産法務関係とか、あるいは警察とか…。ただ警察官の描写はだいぶ薄味なので(警察にいた経験があるならもっと具体的に書けるはず)、前者じゃないかなと思いますけどね。少なくとも法学部出身者で民法を勉強したことがあって、実際にそれに関連する職業に就いたことのある方なんじゃないかと思います(書士さんとか)。

なぜかというと、物理的なところでそんなトリックで行けるのか?というところの詰めが今一つ弱い(ついでに言えば物理トリックの場合でも建物構造とか見取り図が作品中にないからわかりづらい)のに比べて、賃貸借契約がどうとか、そういうところには意外と細かいんですよ。

例えば文庫版の289頁にはアパートの建て替えは会社が仕切っているけど所有名義は個人、みたいな説明が出てきますし、文庫版423頁には「賃貸借契約は二年に一度更新するから」というフレーズが出てくるのですが、普段から勉強または仕事した経験がないと、こういう説明やフレーズを入れようとすら思わないと思うんですよね。

読者だってアパートの所有者が法人か個人かなんてあまり気にしないし、借家の賃貸借契約の更新についても気にしながら読んでる人なんてあんまりいないんじゃないかなと思うところですが。

 

現実離れした設定の割に、法律的にはやけに細かいところにこだわるというのはやっぱり、もと法律・法務関係の方っぽいなあと思いますけどね。

 

コロナウイルス禍 その63(東京五輪の一部有観客)

東京も北海道も無観客だというのに、宮城と福島は有観客でやるんですね…。(追記:福島は無観客判断したというニュースが午後にありました。)

 

上限1万人とかいうけど、人口規模200万人の県で1万人受け入れって考えると、キャパシティとの対比では結構な人数になるのかなと。

 

一般の人からすれば純粋にスポーツを観戦したい!ってところなんでしょうけど、県知事的には、東京も北海道も無観客だから、内外問わず観客は宮城に集中する、その行き来で(東京と北海道に流れる予定だった分まで棚ぼたで)地元にかなりの経済効果を見込むことができるし、復興五輪の体裁も保てるしでウッシシ(古いか)という感じでしょうか。

宮城版 Go to で失敗した知事が、汚名を払拭するためにか必死なんでしょうね。

 

ただ宮城県もまた感染がリバウンドしてるんですよ。

加美町の学校でデルタ株のクラスター発生したとかニュースになってたけど、子どもは自分では移動しないので、当然ながら大人がどっかから持ち込んできたわけですよね。

 

加美町は…、もし県外の読者の方がいたらグーグルマップででも見てみていただきたいんですけど、宮城県北部にある、鉄道駅もない、そんなに人口密度の高くないはずの町です。今までクラスターになってたのは仙台と県南が多かったし、加美でクラスター発生というニュースはなかったはず。

その加美町でデルタ株のクラスターが発生したということはおそらく仙台か、(新幹線駅のある)古川由来なんだろうし、数字に表れてないだけで状況はけっこう深刻なんじゃないかなと思います。

 

宮城スタジアムのある利府とは離れてるけどー…。

何かあと2週間くらいで結構状況変わってるんじゃないの、とは思います。

一番心配なのは、緊急事態宣言を出したくないがための相変わらずの検査数絞りで暗数だけが増えていく事態です。

期間中は、仙台駅前にはあんまり近寄れないなーという感じです。

 

雨が続き過ぎ(2021.7)

こちら宮城県は、今のところ豪雨ってのはないんですけど、しとしととした雨がここ一週間くらいずーっと続いてるんですよね。今も結構降ってる。

梅雨とはいえ、この県って、もともと雨や雪は少ないってイメージだったんですが、最近はほんと湿気がひどいです。

室内にいてもなお湿気の強さを感じるくらいですね。

 

やっぱり温暖化の影響なのかなあ。

 

夜中に、何だかものすごい遠くからサイレンぽい音が聞こえてきた気もしますが(聞き違えかな?)どっかで増水でもしてるんだろうか。

何かこういうときに、上流のほうに見に行く人なんて誰もいないと思いますけど、上流にある山林とかがどんな状況になってるのか(真っ暗でしょうけど)、怖いもの見たさで見てみたい気もしますね。


サマーナイトタウン

最近 tricot から同名の曲が出てたので、何となく懐かしくなって久々に聴いてみました。1998年5月27日発売の曲。

 

モーニング娘。 ‐ サマーナイトタウン

(公式動画)


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今聞くと、すごい素人っぽい歌唱に聴こえますが、あまり音声編集なしでここまで歌えてるのなら逆にすごいのかもしれない。

後年の「こなれた」感じと比べると、すごい初々しいですね。

個々人の歌唱力とかスター性としては正統派アイドル全盛期(松田聖子とか中森明菜とか)に遠く及ばないんだろうと思いますが、アイドルとしての魅力の高さ、というより、「モーニング娘。」という素人っぽい(実際オーディションで選ばれてたので)グループの成長物語、栄光と挫折が繰り返して現れるドラマを一緒に見ていくかのような感覚が、95~97年の、名曲だらけで国民の耳が肥えてしまった時代にハマったのかもしれません。