みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

ウルティマ 聖者への道

連休中に買ったソフトをもう1つ。

ファミコンソフト『ウルティマ 聖者への道』。

 

オリジナル版はパソコンの「ウルティマ4」です。

ファミコンでは『ウルティマ』シリーズの2作目にあたりますので、よく「ウルティマ2 聖者への道」と呼ばれてしまっていますが、これは正確ではない。

 

ウルティマ1とウルティマ2は80年代のドラクエより古いパソコンゲームで、家庭用移植は無し。

以下、ウルティマ9までまとめると

ウルティマ3  → ファミコン1作目「ウルティマ 恐怖のエクソダス」

ウルティマ4  → ファミコン2作目「ウルティマ 聖者への道」

ウルティマ5  家庭用移植無し

ウルティマ6  → スーパーファミコン「ウルティマ6」

ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀 → スーパーファミコン「ウルティマ外伝 黒騎士の陰謀」

ウルティマ7  → スーパーファミコン「ウルティマ7」

ウルティマ8  家庭用移植無し

ウルティマ9  家庭用移植無し

 

このような関係です。ちょっと前に紹介したゲームボーイの『ウルティマ 失われたルーン』は移植ではなくゲームボーイのオリジナル作品で第2作まで出ています。

 

前置きが長くなりましたが、つまりこれは「ウルティマ4」の移植ゲームです。

ただ、移植に当たって、ファミコンを遊ぶ層(主に当時の小学生)を意識して、かなり甘口にアレンジがされているそうです。

これは、前作「ウルティマ3」の移植である「ウルティマ 恐怖のエクソダス」がそのまま移植で微妙ゲー扱いされた反省もあったようです。

 

ゲーム画面。

 

 

たしかに戦闘バランスはかなり甘口で、そうそう全滅しません。

ただ、そのほかは随所に投げっぱなしなのはさすがの「洋ゲー」(アメリカ・ヨーロッパ製の西洋ゲームを一括して「洋ゲー」と呼ぶ、ゲーム用語です)。

和製ゲームみたいにいろいろ丁寧には教えてくれません(セーブ時の宿屋の説明だけはやけに丁寧ですが)。

上の画面も、ノーヒントで広大な大陸をさまよい、かといって敵も弱いのでなかなか全滅せず、なんとか村を探し当てた図です。

 

「聖者への道」という名前のとおり、本作は、ダンジョン攻略もしますが、最終目標は「優しさ」「勇敢さ」「献身」「謙虚さ」「公平さ」「誠実さ」「名誉」「清らかさ」という8つの徳行を積み重ねてアバタール(聖者)になることなのです。

ただ、今のところ攻略サイトなしにはクリア不可能な気がしてます。

例えば街中にいる物乞いにお金を渡すと、たぶん「優しさ」が増えるのですが、渡す金額は自由に選べます。また酒場のマスターにチップをはずむと情報を教えてくれることがありますが、これも金額は選べます。

金欠になりがちな冒険の旅で幾ら渡そう、とか難しいですよね。

そんなわけで攻略サイトや攻略動画を見ながらぼちぼち進めてます。

 

THE 営業道_RTA(動画)

前の記事(朱子学)の「社畜」精神で思い出したけど、ニコニコ動画にあったこのRTA動画は割と好きでした。2008年にジョルダンから発売された「THE 営業道」のRTA(リアルタイムアタック)動画。

ニコニコでは有名なbiim兄貴系なので嫌いな人は注意ですが。

 

 

このゲームの舞台はなぜか仙台ですけど、仙台っぽさは全くないですね。

新入社員にいきなりノルマ課して名刺集めさせるって、ゲーム実況として見てる分には面白いけど、現実には…。

ああ、あったかもしれないですね。

職場にたまに口調が学生みたいなのが呼び鈴押してくることがあって、うちみたいなところに営業に来てどうするんだ(意味ないのに)と思うことあるんですけど(当然冷たく追い返す)、あれ新人の訓練だったんですかね。

 

THE営業道

THE営業道

Amazon

 

だとすれば非常に迷惑なので、それを美風とするような社畜文化は滅びてほしいところです。

 

朱子学

長い連休中に、読まない本も売却等で大体処分しました。

中でも挫折してたのがこの『世界の名著 朱子/王陽明』。

 

 

古典の漢文も中国思想も結構好きなほうなんで、いけるか、と思いましたが全然ダメでしたね。

朱子学ってのは宋代に編み出された儒教の新解釈みたいなもので、大きな体系である点でそれまでの儒教とはまた違う「学問」なのです(これ中国思想専攻の人から見たら怒られるであろう略し方ですが)。

日本でも、江戸幕府の体制維持に大変都合の良い思想であったことから(つまり前例主義・官僚主義的)、積極的に奨励されたようです。

 

読んでみると、本論に入る前から謙譲と謙遜の嵐。終始へりくだっているし、どこまでも禁欲的なんですね。

これはたしかに体制維持には(お上にとっては)都合が良さそう。

 

現代日本で言う「社畜」精神に通じるところがあるかもしれない。

逆に言えば今の日本の最新の人生訓が書いてある本なんかでも、奉仕と禁欲を最高の美徳とするようなものは、実は、この1000年は前の朱子学の思想を言葉だけ変えてあるようなのも、多いのかもしれません。

その意味では読み物としては面白い部分もあったのかもしれないけど、読めない本をずっと持っていても仕方ないので挫折しました。

もし40年後、50年後とかに生きてたら再チャレンジしてみるかな…。

 

ウルティマ 失われたルーン

何だかんだ言いつつ、すっかり休みボケしてますので休み明けが怖いところです。

今日は本当はリハビリ的にちょっと仕事したほうが良いのかもしれませんが、たぶん休みます。

 

休み中に買ったゲームその1。

ポニーキャニオンから1991年12月14日にゲームボーイで発売されたソフト、『ウルティマ 失われたルーン』。

 


値札をみていただければわかると思いますが、レトロゲームとしてはけっこう高かった。プレミアというレベルではないですが箱ごと残っているのはややレア、というソフトです。

 

発売時期が『Sa・Ga3 時空の覇者』とかぶってたので、当時は『Sa・Ga3 時空の覇者』だけ買ってもらったのですが、なんか雰囲気が気になるソフトではあった。

 

ちょっと遊んでみましたが、期待通りの、古き良き「洋ゲー」です。

あと、白黒画面とアイコンで、ほぼ極限まで抽象化されたゲーム画面が、今見ると結構オシャレです。

何度か同じこと書いてますが、ゴテゴテと豪華グラフィックで書き込むよりも、こっちのほうが洗練された美を感じるのは不思議なものです。

 

 

真夏の夜の夢

暑くなって、そろそろこの曲が似合う季節になってきましたね。

ユーミンこと松任谷由美の1993年夏の名曲。

『ずっとあなたが好きだった』に続き佐野史郎の怪演が光るドラマ『誰にも言えない』の主題歌でした。

 

たしかこのちょっと前に「ランバダ」が流行ってたんですよ。

「ランバダ」のラテン系のノリをふんだんに取り入れる柔軟性が今考えるとすごいなと。

 

松任谷由美 ‐ 真夏の夜の夢

(公式動画)


www.youtube.com

 

ドラマのほうはほとんど見られませんでしたけどね。

居間にしかテレビがないという庶民的かつ物理的な親フィルターでした。