最近、ゆえあってカウンセリングに関する本を読んでみたわけですが、おそらく日本で最も有名なのが、故・河合隼雄京大名誉教授。
ユング心理学の権威ですね。
でも本はどうも合わなかったなあ。どっちもざっと一読して売っちゃったけど。
ユング心理学ってけっこう哲学的なところあるのです。分析心理学とも言って、アニマ(男性の中の女性性)とかアニムス(女性の中の男性性)とか、集合的無意識(?)とか、けっこう難しい専門的用語が多い。フロイトも大概難しいですが、フロイトの精神分析をもう一歩進めた心理学の大家と言われてます。
ただ哲学的なだけにすぐに実務的なところに使える即応性はない気がする。マスターすればすごいのかもしれませんけど。
何か説法を聴いてるような気になってしまうというか。理論から直接根拠づけるような取っ掛かりが私のような凡人には見えづらく。
むしろ他の河合隼雄氏ほど有名ではない学者さんが書いた本のほうがたまに面白いのがある気がしますね。いろいろ探し中ですが。
ちなみに、アニマとかアニムスとかいうと、伏線投げっぱなしかつ後味最悪だったこのゲームを思い出しますね(旧ブログでも書いたかも)。オープニングの期待感はシリーズ随一だったけど。
キャラクターがそれぞれ、Anima(女性性)、Old Wise Man(老賢者)、Persona(仮面)、Trickster(道化)、Animus(男性性)、Great Mother(太母)、Shadow(隠れた人格)を表現してるんですよね。
そう言えば Shadow はペルソナシリーズのテーマでもありますね。ユング心理学は神話とかにも題材をとっている分、ゲームにも使いやすいのかも。

Remember11 ~the age of infinity~通常版
- 出版社/メーカー: キッド
- 発売日: 2004/03/18
- メディア: Video Game
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
(PS版オープニング)
せめてラストシーン(決定的な悲劇が起こる…わけではないけど、何かそうなりそうな予感を残して終わる)だけは変えてリメイクしてくれないかなあと。