暇にまかせて国語も行ってみます。
成蹊大2014年入試(掲載されてる赤本が古本200円くらいだったので元は取れすぎるくらいとれてます)の、英語、政治・経済ときて、次は国語。
「古文・漢文はロクに思い出せてないけど得意科目だったしフィーリングで…」と思ってたら、成蹊大・法の国語は古文・漢文がなくて現代文のみなんですね。しかも小説や詩はほとんどなくて、社会科学や人文科学の随筆が中心です。
なるほど、法学やるのに古文・漢文は必要ないという…、そういう割り切りも新鮮でいいかもしれません。入試はこういう風に大学や学部ごとの個性で出題内容が分かれるから面白いですね。
共通学力テストで一元的に学力を測るってできるんだろうかとも思いますが。
話を戻して、試験時間通りの制限時間60分でやってみました。
Ⅰ (地図とジグソーパズルと細胞に関する評論)
17問中16問正答
Ⅱ (戦争資料館にみる日本と欧米の戦争観の相違に関する評論)
11問中11問正答
Ⅲ (書き言葉が人類にもたらした影響に関する評論)
10問中7問正答
合計38問中34問正答
やっぱり暗記無しで勝負できる科目だと受験生レベルにはやれますね。
ただ、問題Ⅲはけっこう難しかった。
間違えたのは、例えば、本文の一部が切り取られていて、「この切り取られた文章は、本文のどの位置に入るべきものか、4つの選択肢から選べ」というような問題なのですが、思考だけで勝負できるはずのこういう問題でも結構間違えますね。ホネのある出題でした。
問題Ⅰは福岡伸一『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書・2009年)からの出典のようでしたが、ちょっと面白かった。
入試問題の、特に現代文は、面白い文章に出会えて教養が少し高まった気がするところが良いですね。