みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

GTAⅣ ザ・ロスト・アンド・ダムド

GTAⅣ本編をクリアしたので、同じディスクに収録されている外伝的作品2作のうちの1つ、「ザ・ロスト アンド ダムド」(The Lost and Damned)略称TLaDを遊び始めて、クリアしました。

 

 

イカー(暴走族)のジョニー・クレビッツが主人公で、内容としては、本編の主人公ニコ・べリックが活躍していた(暗躍していた)当時のリバティーシティを別角度から描いた同時代史的な作品になります。

 

GTAⅣ(グランド・セフト・オート4)本編の、4分の1か5分の1くらいのボリュームですね。
外伝的作品なので適度かなと。

本編と違って、あまりフレンドの友好度とかを気にしなくていいのと、本編では(フレンドの友好度を気にしてしまって)なかなか居着くことができなかったオルダニー地区南部(工場街)がメインの舞台になっているので、十分散策できたのが良かった。

 

 

 

60年代アメリカを愛するバイカー(暴走族)だけあって、古めかしく、由緒正しいヘヴィメタルが至るところで流れてきます。

 

ゲームとしては安定の面白さでしたが、ストーリーはイマイチだったかな…。

中盤あたりから急に雑になった感じでしたね。

序盤は良かったんですよ。

主人公ジョニーはバイカー集団の副総長なのですが、ストーリー冒頭で十数年ぶりに出所したカリスマ総長、ビリーは、十数年も刑務所にいたおかげで、すっかり時代の流れに取り残されているわけです。

ビリーの見た目は完全に中年のおじさんになっているのですが、気持ちだけは無茶やってた若者の頃のままなんですね。

現実的で組織維持を優先するジョニーと比べて、ビリーは若者ノリで後先考えず無茶しまくる上に、ビリーに文句を言うと、ゴマすりな取り巻き連中からも嫌な目で見られ、ビリーもゴマすり連中にえこひいきをするので、ジョニーは段々ついていけなくなるわけです。

この辺までの描写は非常に良かった。

 

でも、何か中盤から、なぜかジョニーもけっこう好戦的なことを言い始めて、ちょっと唐突だな、と思っていたらもうファイナルミッションになってしまうので、キャラの性格の描きこみという点では、もう少し掘り下げた描写を見たかったですね(偉そう)。

 

GTAⅣのコンプリート・エディションにはもう一作「ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー」も収録されているので、そちらも遊んでみようと思います。