何度目か分かりませんが再読しました、西尾維新の2002年の作品『クビシメロマンチスト』。何年かおきに読んでますが、最近また読みたくなった。
もう4、5回は読んでるので、オチだけでなく展開も伏線もほぼ全部覚えてるのですが、それでも読み返したくなる名作です。
たしかに主人公のセリフとかは、今読むと厨二病とか言われるのかもしれない。
しかし、この作品では、主人公含めて独特な会話やモノローグのセンスが、実は伏線や真相を隠す上手い煙幕になっているわけです。
イタいセリフはハイハイ読み飛ばしていこうって思ったところで既に作品のトリックに半分掛かっているところが、巧みというか天才的ですね。
西尾維新の能力バトルみたいなのはそんなに読まないので『化物語』とかは全然手付かずですけどね。
戯言シリーズだけはたまに読んでみたくなるのです。