1998年の推理小説、司凍季『学園街の〈幽霊〉殺人事件』講談社ノベルスです。
これ大学時代だか社会人になってからか忘れたんですけど帰省した時に近所の古本屋にあって買おうかどうしようか迷って、結局荷物になるから買わなくて、覚えてました。
電子書籍化されてたので購入。
80年代や90年代の復刻小説を手軽に読めるのは、電子書籍の偉大なところですね。
内容としては、まあ…B級ミステリーかなあ(えっらそう)。
著者の時点で、他の作品も知ってたので、あまり期待はしてなかったんですけどね。
作品の雰囲気は良かった。夏に読むのにぴったりの舞台設定も良い。
ただ、案の定、オチのつけ方が壊滅的ですね。
特に物理的な大仕掛けって、ある程度の伏線と納得感がないと、単なる突拍子もないバカミス(おバカなミステリ)になりますよね。
これもその例に漏れず。
Amazonだとなぜか新品2万円近くついてることがありますが…(なぜなのか)。
900円くらいで読むのがちょうど良いと思います。