みちのく砂丘Ⅱ

仕事とあまり関係ないことについて書きます。

ドラゴンクエストⅥ(SFC版) その7

スーパーファミコン版「ドラゴンクエストⅥ」も、何度か中断しつつ、進めてました。

やはりドラクエⅥはスーパーファミコン版が至高、という感じがします。

 

前回記事

ドラゴンクエストⅥ(SFC版) その6 - みちのく砂丘Ⅱ

 

とは言いつつ、今まで何度か書いてる通り、当時としては「ドラクエにしては」という感じでしたね。盛り上がりには欠けた。

その理由として、1995年12月当時は既に次世代機戦争(プレイステーション、セガサターンなど)の時代に入っていたことは何度か書いてますが、遊んでいて、他にも原因はあるなと思ってきました。

 

 

どういうことかというと、既存の有名RPGで既に出ていた要素が多くて「あ、これ〇〇にもあったな」と思ってしまうんですよね。そこが結構大きいかもしれない。

ドラクエってFFと比べると保守的なイメージですけど、実はFFが先進的になり始めたのは4からで、基本はドラクエも十分に先進的だったわけです。

無理やり考えるとすれば

ドラクエⅠ(1986) ‐ マニア向けジャンルだったRPGを小学生でも楽しんでクリアできるものにした。RPGブームの先駆け。

ドラクエⅡ(1987) ‐ 一人旅ではなくパーティーバトルを導入。大幅なボリュームアップ。

ドラクエⅢ(1988) ‐ 自由度の高い職業システムと、終盤の衝撃の展開。国民的RPGとしての地位を確立した。

ドラクエⅣ(1990) ‐ オムニバス形式とAIによる戦闘システムの導入。登場キャラクターに性格の個性が出て、「ドラクエ4コママンガ劇場」もヒット。

ドラクエⅤ(1992) ‐ モンスター仲間システムと、誰もが悩む選択、そして世代を超えたストーリー。

 

こんな感じですかね。少なくともドラクエⅣまでは間違いなく最先端でした。

ドラクエⅤでちょっとFF4やFF5に越された感はありましたけどね。モンスター仲間システムは女神転生の「仲魔」が先にやってましたし。ただ、女神転生の仲魔は、スーパーファミコン時代までは鍛える・成長するという要素がなかったので、スライムでも鍛えればドラゴンをしのぐ戦力になりうるドラクエⅤとは厳密には違っていましたが。

 

前置きが長くなりましたが、その「FFに越された感」をさらに強めたのが「ドラクエⅥ」でした。FFだけじゃなく他の人気シリーズにもちょっと越されてた、というか、既視感のあるシステムやイベントが、今思えば多かったですね。

 

具体的に書いていくと(割といろんなRPGのネタバレになっているので、これからレトロゲームを遊ぶ方は見ないようにしていただければ)

 

 

・職業システム

→ドラクエⅢで既にやってました。転職しても装備可能武器やステータスの基礎値が変わらないので、ドラクエⅢよりも後退してますね。

 

・海底世界を探索できる

→FF3、Sa・Ga3時空の覇者、大貝獣物語で既にやってました。特に大貝獣物語の海底は三層構造になっているので、深い層に潜っていく緊張感はなかなかです。

 

・二つの平行世界を冒険

→FF5で、完全に同じではないですが、似たようなことをやってました。

 

スーパーファミコンの限界に挑む美麗なグラフィック

→FF6が既に、驚異的なレベルのグラフィックで西洋ファンタジーとスチームパンクとが入り混じった世界を表現してました。

 

・主人公は普通の少年だと思ってたら実は〇〇だった

→ドラクエⅤで既にやってました。プロセスは違いますが、途中で、「ああ、このパターンね」とは思いますね。あと、別シリーズの「〇〇〇〇〇の〇〇Ⅲ」では、もっと理想的なかたちでこれをやってますね。

 

・実は、シリーズの過去作品よりも数百年前の世界だった

→ドラクエⅠ・Ⅱ・Ⅲで既にやってました。これも「またこのパターンか」感はありました。

 

・敵の攻撃がアニメーションで表現されている

→がんばれゴエモン(RPG)、天外魔境Ⅱ(ボス戦)、ヘラクレスの栄光Ⅳなどで既にやってました(追記:超有名作品のクロノ・トリガーを忘れてました。あれは同じ鳥山明先生のキャラが活き活き動いてましたね)。

 

・中盤以降は進行の自由度が高い

→自由度の権化みたいなロマンシングサ・ガが既にFFと並ぶスクウェア製PRGとして隆盛を誇ってました。ロマサガ3がドラクエⅥの1カ月前(1995年11月)発売でしたので。ロマサガと比べるとドラクエの自由度は…という感じでした。

 

 

というところですね。

なので、当時も新鮮味はなかった気はする。

二番煎じと言うと厳しすぎますが、あのドラクエが他作品を追随するようになったんだなあという妙な感傷はあったような。

 

まあ、ゲームとしては完成度は高いし面白いのです。間違いなく。

「ラブクエスト」なんかを遊んだ後だと余計にそう感じる(比べるのも失礼か)。

当時の、あまりに先進的過ぎるゲーム群の中ではやや保守的・旧時代的に見えたというだけで、ゲームとしては一級の作品です。

 

ドラクエⅥですら霞んで見えるほど、当時のゲーム業界は活気があったということです。

あまり言うべきではないけど、やはり、あの頃は良かった、と言いたくなってしまうものはあります。