小学生くらいの頃だったか、ちょっと遊んでみたかったゲームです。
当時のファミマガの別冊付録のゲームボーイ新作特集にあったので。
『ゴッドメディスン ファンタジー世界の誕生』、コナミから1993年に発売されました。
リンク先Amazonは復刻版ですが、私が今回遊んだのはオリジナル版のほうですね。
内容としては、普通の街に住む普通の小学生3人が、ドラ〇エ的なファンタジー世界に飛ばされて、そこで魔王の軍勢と戦うという、今では古典的な異世界ものストーリーです。
仲の良い友達と、クラスのちょっと気になる女の子と一緒に冒険!という、当時の空想がちなゲーム少年なら、退屈な授業中に一度は白昼夢に見たりしたのではないか(?)というシチュエーションですね。
でも当時は、現代編のマップパーツの作成が大変だったのか、アニメの世界はともかく、ゲームではあまり異世界ものはなかった気がしますね。今でこそペルソナとかありますけど。
詳しく書いてあるサイト。攻略情報もありますが、当時の説明書が時代を感じさせて良いですね。
ゲームの里 - ゴッドメディスン ファンタジー世界の誕生 / 紹介
そんなわけで昔欲しかったゲームを今買おうということで、最近買ってきて遊んでみました。
で、実際遊んでみると、意外と…、イマイチだったりする(笑)。
一番のネックは戦闘バランスですね。
敵の防御力が全体的に高いので、ザコ戦でもかなり時間がかかります。
魔法も火力不足で、大半の戦闘が物理攻撃での削り合いになります。
エンカウント率も低くはないので、ダンジョンを歩くのが少し苦痛。
さらに、意外と街や城などが少なく、反面ダンジョンはだいぶ長いので、回復手段も不足しがちです。
魔法は回数制限があるうえ、特に序盤は使用可能回数が少ない。
結果、最大の回復手段は「レベルアップ」になります。
経験値がレベルアップ直前まで貯まっているときは大盤振る舞いで魔法を使い、レベルアップ直後は節約しつつ物理攻撃主体の削り合い。
ほぼ全編にわたってこの繰り返しです。
なので、逆に懐かしさも手伝った今だからこそクリアできた気もします。
昔遊んでたら退屈で、投げ出していたかもしれない。
そんなわけで戦闘に難ありの作品ですが、グラフィックと音楽はさすがコナミ、しかもゲームボーイ後期の作品だけあってハイレベルです。
現実世界とファンタジー世界が交錯しつつ進む展開も良い。
懐かしもの好きの方にはお薦めです。