スーパーファミコンの駄作格闘ゲームとしてある意味名高い『対決!ブラスナンバーズ』。
中古ショップで170円で売っているのを見かけたので、どのくらいひどいんだろうと怖いもの見たさで買ってみました。
まず、地味ですね。
近未来を舞台にした格闘ゲームですがすさまじく地味。画面もキャラも。
流体金属のようなサイボーグ(LC‐38X)については、後の『バーチャファイター』のデュラルの先駆け?とも思いましたが、先に『ワールドヒーローズ』のギガスがそれやってましたね。何かワールドヒーローズの烈光斬みたいな手裏剣技もあるし、ちょっとパクってる感はある。
まあそれはいいとして、すごいのはガードがLまたはRボタン、ジャンプがBボタンなのです。
当時ストⅡとかで遊んだ人ならわかると思いますが、この配置はものすごく独特です。
ストⅡだけでなく餓狼伝説とかワールドヒーローズとか、当時の対戦格闘ゲームのスタンダードなボタン配置は、「ガードは敵と逆方向、ジャンプは上ボタン」でほぼ統一されてたので、その基本部分を大きく変えているわけです。
最初遊ぶと全然操作できませんしボコボコにされて負けます。
別メーカーのゲームとキャラが似てるとか技が似てるとかそういうのは訴訟になっちゃうレベルのがあったけど(ファイターズヒ〇トリーとか)、ボタン配置はもうメーカーの区別なく確立してたんだから独特にしなくとも良かったのでは…という感じですが。
何度か遊んで一勝もできませんでしたが、170円分は楽しめたかも。