今日の段階でかなり回復しましたが、起きるのもだるいような療養中にスマホで『カメレオン』を読んでました。
前は「ベンツキラー編」が一番面白いと書きましたが、超合本版(5)、コミックスで言うと22巻から始まる「OZ結成編」も、改めてじっくりよむと非常に面白い。
ストーリー展開にやや強引な部分はあるような気もしますが、エピソードの最初から最後まで、拳と拳でぶつかり合う喧嘩バトルが盛りだくさん。
絵の迫力はおそらくこの頃がピークのような気がします。
強キャラ感のある人物がどんどん登場しては派手に喧嘩するという、ヤンキー漫画としては満点の出来です。
京狂連の滝沢は地味ですけどけっこう良いキャラだなと思いますね。
正統派のワルと言うか。
滝沢が客観的にはこのエピソード中で最強クラスの描写をされているだけに、その滝沢の攻撃を何とか耐えきる主人公(ヤザワ)の隠れた強さも見えるという。
竜一が2撃KOされた相手に、同じく強烈な2撃を食らいながらも意識が持ちこたえてるわけですから、ヤザワも普通に強いわけですね。
喧嘩が弱いとはされていますが、攻撃力最低なだけで、耐久力は最高。
意図したかしないかはともかく、ヤザワもハッタリだけのキャラではないと再認識させてくれる、良いバトルでした。