最近になって読み直してます、夏目漱石の『三四郎』。
昔（高校時代）から思ってましたけど、この、新潮文庫版の表紙の美禰子（ヒロイン）は現代基準でもうちょっと何かこう…愛想のある感じで描いてあげてよと思いますね（笑）。
萌え絵みたいにする必要はないとしても。
今では販売してないですけど、角川文庫のわたせせいぞう氏の表紙絵が非常に良かったので、それとの差が激しいですね。
ちなみに『三四郎』の漫画は、マーガレットコミックス以外ではこのバージョンがあります。美禰子の少し薄情そうな感じが、主題とも合っていて良いです。
以前に記事にしたマーガレットコミックス版は脇役が全体的にカッコよくor綺麗に描かれてますが（野々宮兄妹や、冒頭に登場する「名古屋の女性」）、自己流アレンジが激しいところがあり、こちらの日本文芸社版のほうが原作には忠実ですね。
