楽天野球団は激震しているようですが（今の時代にしごきで鍛えるとかいう言い訳は通用しないですね）、そんな前ふりとは全く関係なく、20年前のギャルゲーを3年半ぶりに起動してみました。
竹刀を持った教師がうろつく男子校から、生徒全員が、クリスチャン系の女子高に１ヶ月転校するというトンデモ展開で始まる『チョコレート♪キッス』（2002年、デジキューブ社）。
実写ベースの背景も、けっこう好きなんですよね。業界的に、アニメ絵とは合わないと判断されたのか、この後は実写ベースの背景はだんだん使われなくなっていきますが、結果としてセンチメンタルグラフティ等、90年代後半、PS1時代のゲームに見られる特徴的な手法なので、懐かしい感じがします（民芸品の鑑定みたいな言いぐさですが）。
前にも書きましたが、主人公の友人キャラである宮坂（画像左側の人物）の声優だけ無駄に豪華です。石田彰さん。当時既にヱヴァンゲリヲンのカヲル君の役等でメジャー声優でした。
そこで予算を半分くらいとられたんじゃないかと思うくらい他の声優さんは当時の新人だったりマイナーだったりします。聞いてて不安になる演技の人もいますが、それもまたご愛嬌。
画像右側がメインヒロインですが、見た目に萌えボイスが似合いそうなところ、案外しっかりした、大人っぽい声です。今の時代ならば、こういうゲームではヒロインには抜擢されないであろう声質。
こういうあたり、まだいろいろ「型」が決まっていない時代という感じがして良いです。
