みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

スペイン岬の秘密

エラリイ・クイーンの国名シリーズ、全9作品中の最終作品です(『日本庭園の謎』は日本の出版社が国名シリーズっぽい名前を付けただけなので、正式にはスペインが最後です)。

前にも書いたようにシリーズは序盤から中盤のほうが面白いと相場が決まっていること、エラリイ・クイーンの国名シリーズに関しては後の作品で前作品のネタバレがないことから(素晴らしい工夫です)、先に読むことにしました。

 

 

現代風の推理小説に慣れていれば、最初の段階でなんか仕掛けがあるな、ってことには大抵勘づくのではないかと思いますが、そこからが少し難しい。

美しい海沿い保養地を舞台にした事件ですので、リゾート気分を味わいながら読むのがいいかもしれません。