中国か台湾か分かりませんが、現代中華ギャルゲーのようです、『A fascinating Story』。
R-18版も選べますが、R-18要素なしも選べる。
Steamには(年齢制限外せば特に)、同種のゲームがたくさん並んでいるんですが、あまり遊ぶ気にならない。カッコつけているわけではなくて、なんか、絵柄がヌルテカしていて(海外の人にはそっちのほうがウケるのか)、日本の同種ゲームとは違い過ぎるからですね。
そんな中でこのゲームを購入してしまったのは、この背景の絵柄。
私の大好きな『センチメンタルグラフティ』と同じ背景技術。実写をぼかしてます。
まさか、かつてのスタッフがあちらに渡航したわけではないはずですが、あのセングラが25年の時を越えて中国に復活したかのような気がして、ちょっと面白そうなので購入してみました。
ちなみに日本語字幕も用意されてますが、自動翻訳っぽい不自然さがあるので、ある程度の異国情緒を出すために、音声は中国語、字幕は英語で開始してみました。他の英語ゲームと同じく辞書を見ながらなんとか解読。
Pixiang City は、この2年間でとても速く発展して、今年は第一級の都市の仲間入りを果たしたようです。
このゲームの主人公(プレイヤーの分身)。
「…ぼくはもう30歳になろうって年だし、しかもこんな惨めな状況だ…。航空券を一枚買うことにすらお金を借りることを考えなきゃいけない」
ひどいスタート。航空券すら買えないから、わざわざ長時間かけて鉄道で来たわけですね。
これもまた、日本のギャルゲーと全然違ってて面白いなと思います。
日本のこういうゲームだと、基本的に主人公は(話を作りやすくするために貧乏設定にしてあるとしても)、学生とか将来性のある身分で、見た目も若々しくて、何かクールでカッコ良かったり、何かしら取り柄があったり、実は名家の跡継ぎだったりするものですが、これもまた日中の感覚の差なのかもしれない。
急に悪い顔になる。
「ぼくは事前に彼女と連絡を取ることもなく今回いきなり(この街に)来てしまった。でも、そもそもぼくは彼女に相当なお金をつぎ込んでいたんだ。だから、数日間彼女のところに泊めてもらうことくらい大きな問題にはならないよね…。まあ、なぜだか、ちょっと、不確実な気もするけど」
清々しいくらい最低な発想法、良いと思います。
ここからいよいよギャルゲー要素が始まるわけですが、どうなることやら。