昨年くらい、未読の作家だったのと、古本屋で100円だったので、購入してはみたものの、積んだままでした。
太田忠司『月光亭事件』。
少年探偵狩野俊介シリーズの第1弾だそうです。
原作は1991年。
表紙の見た目に違わず、ジュヴナイル風の推理小説です。
内容としては、まあ、途中でオチは一部読めるし、一歩間違えればバカミスだけど、対象年齢(たぶん十代)を考えればこんなものかなあという感じでした。展開がご都合主義的ではあるけど、速いし、意外性もあるので、退屈ではない。
ただ、正直言って、少年探偵の純真なキャラがすごく苦手です(なので次作以降は読まないと思う)。
逆に女性の推理小説読者は、よくある「美少女探偵」のようなキャラに同様の苦手感があるのかもしれないなーと思いました。