震災10年ですね。いろいろと考える日でもあります。
復興を強く感じるのは、やっぱり夜です。
津波被災地住まいではないので、僕など被災っていうレベルでもないのかもしれないですけど、10年経っても強く覚えてることもいろいろありまして。
ひときわ印象的だったのは、日も沈んだ頃に、愛宕大橋から見えた真っ暗な風景。広瀬川の向こう岸に見えた真っ暗なマンションや住宅です。
街灯も全部消えてて、人の生活の気配が全くしない街並み。
生まれてこのかた、まさに現代っ子で、電気の灯の無い夜なんてなかったわけです。
それが、その夜の風景はあまりに真っ暗すぎて、ほんとは携帯電話で録りたいくらいだったんですけど、充電が次いつできるか分からなかったし、電話回線がパンクしてて家族からの電話もまだ来てなかったので(電話が着信あったのは深夜だった)、電池の無駄遣いはできないなと思ってやめたんだったかな。
仙台の街中に帰ってきても、どこも真っ暗。3月下旬になってガスが通り始めるまでは飲食店も真っ暗な時期が長かったです。
だから、夜でも街に灯がついてて、どの飲食店に入っても温かい料理が提供されて、っていうことが、何気ないですけど、ああやっぱり普通に現代的な生活ができるっていいなと思うわけです。
今までも何度か同じようなこと書いてるかもしれませんが、やっぱり今日はひときわそういうことを考えました。