みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

妖魔の森の家

ディクスン・カーの短編集『妖魔の森の家』も読みました。

これはまだ新訳版がないので、ちょっと時代がかった和訳にはなっていますが問題なく読めました。

 

 

メインとなる中編「第三の銃弾」は面白いながらもちょっと仕掛けが細かすぎる気がしたので、最初に来る表題作「妖魔の森の家」が一番良かった。

普通なら長編にしてもおかしくないような大仕掛けを、わずか文庫の50頁程度で惜しげもなく披露してしまうのがすごいですね。

短編であることで鮮烈さが引き立っていると思います。