みちのく砂丘Ⅱ

仕事と関係ないことについて書きます。

弥勒の掌

我孫子武丸先生の『弥勒の掌』。

もともとは、2000年前後、文藝春秋社「本格ミステリ・マスターズ」という、当時のミステリ作家さん達がそれぞれの作品を持ち寄ったシリーズの一つで、ちょっとカッコイイ装丁のシリーズでした。

歌野正午『葉桜の季節に君を想うということ』が一番有名ですかね。

 

 

で、私が読んだのは電子書籍版なのですがー…。

弥勒の掌

弥勒の掌

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カバーデザインもうちょっと頑張れませんでしたかねー…。

オリジナルの「本格ミステリ・マスターズ」はちょっとカッコ良かったのに(当時はお値段の関係もあって数冊しか手が出ませんでしたが)。

 

中身は当時まだ社会問題だった新興宗教の謎を追う一般人とはぐれ者警察官の物語です。二つのストーリーが交差する時何かが起こる、というタイプの小説で、後味はけっこう悪いほうではありますが、展開はそこそこ面白かったです。