だいぶ積んでましたが、読んでみました。
阿津川辰海『紅蓮館の殺人』。
ジュヴナイル要素の強めな本格推理です。
感想としては、面白かった。久々に深夜まで夜更しして最後まで読みました。好みはあるだろうけど個人的には星4.5くらい(5段階評価で)。
館、閉鎖状況、名探偵、ワトソン役という推理小説(山火事と館のモチーフはエラリイ・クイーンの『シャム双子の謎』でしょうね)のお約束はしっかり踏襲しつつ、終始ダレることなく緊張感高めの推理劇が繰り広げられます。
最初から隠さず物理的な大仕掛けを使ってくるところが良い。
著者まだ30代前半なんですね。すごい才能。
今村昌弘『でぃすぺる』に続き、大当たりでした。続編も読みたいと思います。